「定活」-「大決断時代」のサバイバル術

「定活」-「大決断時代」のサバイバル術

セミナー行ってきました

元日本マイクロソフトの社長の成毛眞さんの-「大決断時代」のサバイバル術-転職か独立か、それとも会社に残るのか-というタイトルのセミナーです。「定活」の参考になりそうだったのと元日本マイクロソフトでWindowsを日本に普及された成毛眞さんの今に興味があったのでセミナーに行ってきました。
セミナーの内容は成毛さんと親交の深い50才前後のメディア関係者4人の「転職」「フリーへの独立」「教授への転身」「会社に残る」という決断を成毛さんとの対談として書籍にした「決断-会社辞めるか辞めないか」(中央新書ラクレ)の内容や対談の裏話を「会社に残る決断」をした週刊東洋経済編集長の山田氏と2人で対談形式で2時間行うというものです。

成毛眞さんという人

なぜ成毛さんが気になるかというと、私の最初の会社人生はパソコンの歴史でして、入社して、1か月間は集合研修だったのですが、業務部という部署に新入社員で初めて配属されて、翌日から1週間のBasicていうパソコン言語の外部研修に行かされて、会社で初めて導入されるオフィスパソコンの担当にされました。当時MS-DOSもまだなくCPM86というOSとマルチプランという表計算ソフト(EXCELみたいなやつ)を使って紙の資料をパソコン化してました。確かその当時でパソコン1台400万だったと思います。その後営業に転属して3年ほどで、今度は企画部に転属になり、そこではWindows3.1という今のWindowsの原型とEXCELを初めて導入しました。それまでEXCELはMACでしか動かずWindowsが3.1になって初めてマイクロソフトのOSに対応しました。(EXCELもマイクロソフトだけど)マイクロソフトはWin3.1でMACのGUI(画面)にかなり近づきました。確かこの時でIBMのパソコンで160万くらいなのでまだまだパソコンは高級品という時期です。このWindows3.1を出した時の日本マイクロソフトの社長が成毛さんで、このOSの出現で会社に一気にパソコンが導入されてIT化が進むことになったのです。当時のマイクロソフトは「飛ぶ鳥を落とす勢い」というのがまさにぴったりで、パソコンがものすごく売れた時期のマイクロソフトの社長だったのでメディアにも頻繁に登場して、時代の最先端を行ってる感じの人でした。マイクロソフトを退任して投資会社をやってるというのは知っていたのですが、今はHONZという書評サイト(そんなのがあるんですね。)と執筆業をやってるそうです。元々本が好きでノンフィクションしか読まないそうで、そのノンフィクションの書評を書くサイトです。私は小説は良く読むけどノンフィクションってあまり読んだことないです。サイトを見ると今まで本屋では手に取ったこともないような種類の本の書評が並んでる。ノンフィクションってビジネス物以外はほとんど読んだことないし、本屋さんで手に取ることもないけど、こういう風に書評が出てるとちょっと読んでみようと思うかも。今本は売れてないみたいなので、こういうサイトは作家さんからは歓迎だろうね。でもこれは相当な本好きじゃないとやれないサイトだね。そういえば成毛さんの本で「本は10冊同時に読め!」というのがあるみたいなので相当本が好きなんだね。しかも小説と漫画は読まないらしい!(私と反対)

「大決断時代」のサバイバル術セミナー

成毛さんが新しく出版した「決断」会社辞めるか辞めないかの裏話的な対談で本を先に読んでいればもっと面白かったかもしれないな。(でも成毛さんのサイン本がおまけでついてたので2冊になっちゃうね)
内容的には、対談に登場する4人はすべて出版業界(メディア)の人なので、出版業界の現状から話されていて、新聞の発行部数は2017年から2018年にかけて222万部減少しており、減少率は5.3%と過去最大だそうです。そういえば私も紙からタブレットに変えたのが2018年の最初の頃だったような気もするし、昔は通勤電車では、サラリーマンが新聞を読むのが普通の光景だったけど、今はあんまり読んでる人みないよね。ほとんどの人がスマホをみてる気がする。私もスマホでNIKKEI電子版読んでるからみんなそんな感じなのかな?男性雑誌の業界はもっとひどいようで、一番売れている文春で前年比10%減でサンデー毎日に至ってはほぼ3/4になっているとのことで、出版業界(メディア)そのものがなくなるのではないか(新聞で残るのは日経だけだと)という危機感が業界にはあるそう。成毛さんによるとこういう業界は非常に多い、だからこういう業界で「決断」をした人たちと対談してどういうキャリアでどういう時にどんな決断をして今がどうなのかという話を聞きたかったので本にしたということでした。まあ確かに衰退産業はいっぱいあるからそれにしがみついて定年まで会社が持てばまだいいけど50代とかで会社潰れたら目もあてられないよね。衰退産業って意外と旧態依然とした会社が多くて、しかも昔は成長産業だった業界とかはエリート意識丸出しのサラリーマンが多いので他業種にいったら使い物にならないし、かといって衰退産業だから業界内転職もできないしなと思いながらセミナー聞いてました。
セミナーから帰ってサイン本をもらったので早速読んでみました。セミナーで話してた内容が詳しく書かれていますね。
会社に残らなかった決断をした方が4人中3人。すべて日経関係の方でした。1人はベンチャー(スマートニュース)に転職、ひとりはフリーのライターとして独立、最後のひとりは東工大の教授に転身です。私が一番興味を持ったのはなんといっても教授への転身ですね。私自身が外資系やベンチャーへの転職、起業は経験しているのでなんとなく雰囲気は分かるし、ベンチャーへの転身、独立の気持ちもわかります。私の場合は銀行系金融、外資アセマネ、出版、不動産、外国人サービス、シニアサービスと全く違う業界で起業含め転身してきたけど、教授というのはちょっと考えつかなかったし、一般企業から教授にしかも東工大の教授になれるというのは非常に興味深いことだなと思いながら読みました。元日経BP社の柳瀬さんという方ですが、サラリーマン時代の経歴は日経ビジネスの記者、色々な雑誌の創刊、廃刊、さらに一般書としてヤマト運輸の「小倉昌男経営学」「流行人類学クロニクル」そして私も好きな矢沢永吉の「アー・ユー・ハッピー?」などのベストセラーを連発して、「バカの壁」の養老孟司さんと若い頃から、プライベートの自然保護活動を通じてお付き合いをしたり、今、毎日テレビに出てる池上彰さんの大流行のきっかけとなるJICAのIRの企画で10数か所の途上国の国際協力の現場の取材を行ったりとサラリーマンとしては、とてもうらやましいキャリアを持っておられて、池上彰さんが東工大のリベラルアーツ(教養学ですね)の先生になられて、池上さんがその後定年退職したのが東工大の教授になるきっかけだそうです。でもこれはマネしようと思ってもマネできるものではないし、日経というメディアにいたからこそできたことだからちょっと私たちには無理ですね。
対談の中で気になったのは「面白いことはいつも外から飛んでくる。そして僕は、飛んできた球をとりあえず全部打つ。お声をかけてもらえたら「やります」の一択。基本的に断らない。」と「あらゆる仕事は面白いし、つまらないと考えたら、大抵つまらない」ですね。私も銀行の子会社のサラリーマン時代、仕事はつまらなくなかったし色々なことをやらせてもらえたので、どっちかというと面白かったんですが、一番嫌だったのは仕事が終わって飲みに行くと、会社の悪口や人の噂話ばっかりなんですよ。こういうのは私的に非常にテンションが下がることでちょっとこれではやっていけないなと思って、私もちょうど飛んできた球を打ったら転職ということになったんです。

結論:

「決断」は重要。40代から50代のサラリーマンにはお薦めの本、業界自体がなくなることはそれほどめずらしいことではないよ。ただ、本人がその真っ只中にいると意外と気付かないものだから、一度客観的に今いる業界、会社、自分のキャリア・価値というものを冷静に見つめなおすことをお勧めするね。本にも書いてあるけど転職で年収が上がる人は少数だから、なぜ転職する必要があるのかということも冷静に考えるためにも「定活」時代の人は読んだ方がいいと思うよ。

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