「定活」働かないおじさんと定年制の廃止

「定活」働かないおじさんと定年制の廃止

日経ビジネスの記事

日経ビジネスに-原因は会社にあった、「働かないおじさん」が量産されるワケ-という記事があってちょっとおもしかったので、「働かないおじさん」を考えてみます。前に「塩漬けおじさん」について書いたけど、「働かないおじさん」はまたちょっと違うし、塩漬けおじさんと同じで「働かないおじさん」「定活」のHIWPPのWの継続就労に大きく関わってくるから重要だよ。

働かないおじさん

「働かないおじさん」といのはいくつかタイプがあって「仕事はできるのに仕事をやらないタイプ」このタイプはある程度の役職(部長、次長、課長)になってるけど、それ以上上にはいけないと思ってるので、定年までなんとか会社にしがみつこうというタイプですね。こういうタイプは組織的にはそれほど悪影響はないのですが、このタイプは定年までやり過ごそうとしてますから責任を取りません。なので何か問題があったときに最悪になります。自分の責任をなんとか回避して、問題を起こした人や関係ない人に責任を取らせようとします。あと重要な決断をしてくれずにのらりくらりと先延ばしにします。やる気のある若手が怒っちゃうタイプの「働かないおじさん」ですね。
もう一つは「仕事ができないおじさん」ですね。こっちは結構みんな困っちゃうタイプです。「話が通じないおじさん」結構多いのですが、知力の問題で話についていけなかったり、自分の考え方が一番正しくて、人の意見を聞かない人ですね。これはかなり困っちゃいます。特に年下が上司とかなるとこういうタイプの人は使いにくくってしょうがないですね。本当に早く辞めてくれと思っちゃいますね。こういうタイプの人は仕事を与えないで孤立させるしか手がないので会社から見ると本当に給料ドロボウになっちゃいます。
あと多いのがITについていけない人、昔は営業であればパソコンを使えなくても営業力があれば優秀な社員だったけど、管理部門に移動になったり、管理職になったり、管理職定年でひらになったりの人でITが全くわからない人は結構最悪ですね。こういう人に限って自分で調べもせずに周りに聞きまくるんですよ。最初は親切に教えてやっても、教えたことが理解できないからまた同じことを聞いてくる。聞かれた人が無視すると今度は違う人に聞いてくる。結構今のオフィスでは「あるある」です。これは周りの生産性まで落とすので経営から見ると一番最悪ですね。ここ数年のIT化の動きは非常に早くて、何十年も古いシステムを使い続けていた会社が突如として、全面クラウド化してメインの端末がスマホなんていうのも結構当たり前になってきてるので、25年くらい前にパソコンが一気にオフィスに入ってきた時と同じような状況になってきてるんです。その時もおじさんはパソコンが使えなくて、部下が作ったEXCELを印刷させて、電卓で検算してましたね。
「働かないおじさん」は大体が出世をあきらめて、会社と距離を置いたり、自分はできると思ってるのに評価されないので、会社に大きな不満を持ったりしてるけど、基本仕事できないので転職もできない!だから会社にしがみつくしかないんだよね。でもこれから「働かないおじさん」には大変な時代になるよ。

働かないおじさんと定年制

日経ビジネスの記事は組織論の専門の人が、立教大学の経営学の助教授との対談で活性化する組織の作り方として「働かないおじさん」をどう活躍させるかという話なんですが、「定年制」を撤廃すれば、働くおじさんはちゃんと会社に残って80才、90才になっても「会社から請われる」ようになって、本当の意味の”終身雇用社会”が始まるという論理なんです。単純に年齢で一律の待遇にしないで、働くおじさんと「働かないおじさん」を明確に区別して、働くおじさんはいつまでも働いてもらおう。働かないおじさんはさっさと追い出そう。ということですね。
大変ですよ!「定活」時代の我々(私は関係ないんですけど)にとって定年制がなくなるということは「退職金」の廃止に繋がるということですよ!最近「人生100年時代」という流行語に伴って雇用の延長、定年制の延長から廃止という議論が多くなっているのに気付いてますか?経営側とすれば「働かないおじさん」は単なるじゃまもので、給料ドロボウで、しかも若い人のモチベーションを下げる存在でしかないので、できれば排除したいわけです。そのために早期退職制度とかを作ってるんですけど、定年制を廃止すれば、退職金も廃止できるわけですよ。退職金というのは定年まで務めたご苦労さん賃金と若い時の賃金の後払いの2つの要素があるんです。定年制の廃止というのは年功序列制度の廃止とイコールなので、退職する社員を減らすことができるような「社員が納得できる賃金制度」を構築するために若い仕事のできる社員の給料を大幅UPさせる必要が出てきます。この原資は「働かないおじさん」の給料を仕事の成果給として大幅に下げる、退職金を廃止するというのが論理的です。今や人材の流動化が激しく、成果給にしていかないと若くて仕事のできる人はどんどん転職していきます。成果給でないと優秀な中途も雇えません。成果給にすると「働かないおじさん」ですから給与は新入社員並みになってしまいます。(まあ一気には下げられないとしてもどんどん下がっていきますよ。)だから会社と距離を置いて「働かないおじさん」になってる場合じゃないですよ!このままだと定年まで生き残れないか新入社員並みの給与で働いて退職金ももらえないという事態も起こりえますよ。退職金というのは賃金ではないので、就業規則で退職金ありで退職金規定を作っている会社が多いけど、規定を変更しちゃえば退職金はいきないゼロになりますよ。最近退職金制度をなくして、月額給料を上げて、成果給に変更する会社も増えてきているようです。その方が確実に離職率は減りますから。今の40代、50代の「定活」世代の人は、退職金が当てにできない可能性が年々高くなってきてますよ。退職金というのは日本だけの特別な制度だし、外資系は退職金ないのは当たり前ですから、外資系との人材獲得競争に勝つためにも成果給で若くても仕事ができる人には高給を出さざるを得なくなってきます。そういう意味でも「定活」は重要なんです。

結論:

退職金がなくなるということは、老後の資金計画が大きく狂います。今大企業で定年まで勤めて平均2000万円、中小企業で平均1000万円、全体の平均で1300万円程度の退職金があります。何回も書いてるけど65才を過ぎて年金がもらえるようになって、平均的な生活費が25万円で、年金が20万円弱だから毎月5万以上の赤字になるのを退職金で埋めてるのが今のシニアの現実です。今後年金はマクロ経済スライド制で確実に減っていきますので、毎月の赤字額は大きくなっていきます。だから「定活」は重要だし、定活のキイワードWPPをしっかり考えていかないと大変なことになっていきます。特にWの継続就労ですね。そのためにはしっかり自分を磨いて、自分の市場価値を客観的に見極めることが大切です。今後もこの継続就労については色々考えていきますので、Slowhappy管理人の記事を参考にしていってください。

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