突然、脳疾患のような症状に・・・

突然、脳疾患のような症状に・・・

ある日突然手足やしゃべりが・・・

今、55歳です。

もう5年ほど前ですが、普通に歩いていても何となくふらつくことが多くなりました。
また、家の鍵穴にカギを差し込もうとすると、微妙にうまく入らなかったり。
滑舌が変だなと感じることも少しずつ増えてきました。

変だなと思い、早速クリニックへ行って脳のMRI検査を受けるも「異常なし」。
念のため、大学病院で再検査しましたが、その時点では診断がつきませんでした。

脳梗塞や脳腫瘍、脳血管疾患、パーキンソン病、小脳萎縮・・・
いずれにも症状が似ているのですが確定診断が得られず、不安な日々を送ることとなりました。

体が思うように動かないことがこれほどしんどいとは・・・

ふらつきや、手の震え、滑舌不調。
これらの症状が続いてくると、人に会っているときに相手が「えっ?」という表情を見せることが多くなってきました。
それまで自分がかなり元気だっただけに余計に。

はっきりと病気の診断がでないために治療や入院ともならず、
「脳に異常がないなら、一時的なもので自然に回復するかな」と安易に考えていました。

しかし、大幅に調子が改善することはなく、年々かすかに症状が進んでいる感じ。
その後依然として治療法は見つからず、最近は外出は車いすになりました。

車いすに乗ってわかったこと

自分が人生で車いす生活になるとは夢にも思っていませんでした。
その後は、車いすの不自由さを日々実感することになります。

・外の通路が車いすに乗るとこれほど通りにくいものだったのか。
・点字ブロックがあるだけでうまく進めない。
・通路に放置自転車が1台あるだけで、そこを通れない。
・その1台の自転車を自分でどかすのも一苦労。
・3センチ程度の段差を乗り越えるだけで汗だく。
・少しの傾斜でも休みながらでないと昇れない。

まだまだ書き出そうと思えば、いっぱいあります。

おそらく車いすになって2年は落ち込みっぱなしだったと思います。

ただ、ある時理由はわかりませんが、案外嬉しいこともあることに気づきました。

車いす目線でわかったこと

車いすに乗ってみてはじめてわかった嬉しいことがあります。

・ショップの店員さんがとても親切にしてくれた。
・出かけるたびに、誰かに親切にされる
・外出先等のドアの開け閉めが必要なところでは、必ず知らない誰かがサポートしてくれる。
・日本人の人に限らず、外国の人も何かと声をかけてくれる。
・エレベーターの乗り降りのときなどは、そこに乗っている人が100%近くフォローしてくれる。

車いすの不便さはもちろんありますが、それ以上に街中で、知らない人が自分をサポートしてくれることを実感しました。
「私がたまたま運がいいだけなのか」と思うくらい、良い人たちに巡り合っている気がします。

数年間かかって、ひとつの「感謝」に気づけたかもしれません

車いすになった当初は毎日腐った気持ちでいたかもしれません。
きっと笑顔もほとんどありませんでした。

しかし、これからどうやって生きていくかは全部自分次第。
だんだんと前向きになれたのも、周囲の家族、友だち、そして知らない人たちのおかげです。

今でこそ聞こえがいい文章で表現していますが、これまではだいぶ悪態もついてきました。
でも、車いすにならなかったら、一生人の立場に立って物事を考えられなったかもしれない。
すごく偉そうなことばかり言って、行動が伴っていない自分のままだったかもしれない。

そう考えたら、この体の症状にありがたいなと思えるようにやっとなってきました。

これからできること

以前は車いす生活になったことで、「できないこと」ばかりに目を向けていました。
しかし今は「何ができるか」に毎日焦点を向けています。

自分が喜ぶことはたくさんしたいけれど、人が喜ぶこともしていきたい。
体は今も動きづらいので、その中でできることを模索中です。

現在は外出はほんのたまになので、人に会えることの大切さや貴重さが身に染みています。
いろんな人たちに支えられているので、自分も誰かの力になりたいです。
何か、生きている限りは人に会い続けていかないとダメになってしまうような、そんな気がします。
あくまで、私個人の意見ですが・・・。

とりあえずの楽しみは、リハビリも兼ねてウクレレで歌うことをはじめました。
これからチャレンジしていきたいことが見つかったら、また投稿します。

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