家族のエンディングに向けて

家族のエンディングに向けて

前回、「義父の介護で思うこと」を書かせていただきました。

あなたのご両親はご健在ですか?
このブログを読む方はわたしのように親の介護をしていた、もしくはしている。
いや、これから介護するかも、という方もいらっしゃるかもしれません。
もう自分が介護されている、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

実家がいま住んでいるところから離れているため、わたしは年に2回ほどしか両親と会うことがありません。
わたしには弟が一人おりますが、会社員、まだまだ仕事が忙しい年齢です。
父は81歳、母は77歳。
何かが起きた、例えば、倒れたからすぐに実家に来てくれ、と連絡が来るのはきっと会社員ではないわたしの方でしょう。
それは今日かもしれない、明日かもしれない。
そんなお年頃です。

突然の連絡に驚かないようにするには

受けたくない連絡を回避するには、帰省するごとに両親の健康状態を見ること。これしかありません。
身体の状態を聞き出したり、歩行などの動作確認してみたり。
家の中が散らかっていないか、物を捨てずにためたりしていないか。
一緒に話していて「なんだか怪しいなぁ」と思うことはないだろうか、などです。
ピンと来たら「介護認定、受けておく?」とさりげなく聞いてみてもいいかもしれません。
もしくはすぐに主治医に相談しなければいけないケースもあるかもしれません。
「受診?介護認定?まだそんな時期じゃないわよ」と言われそうなら「いちおう心配だから受診だけでも一緒について行かせてよ」と言えば親も悪い気はしないでしょう。

なぜなら原則として、使いたいからといってすぐに介護保険のサービスを受けることはできないからです。
親の様子を知ったり見たり、会話ができるのもやはり帰省してお互い会った時にしかできません。
電話での会話だけでは判断も話すことも難しいものです。

介護サービスの見分け方

前回お話しした亡くなったわたしの義父の場合、同居することになって一目見て、これは重い認知低下だとわかったので、本人の拒否なくすぐさま受診し、介護認定を受けることができました。
今後、日中一人にしておくことは認知低下を進めることになる。
食事も数年前までは温めることはできていましたが、ガスなどの火の始末がだんだんと怪しくなり、ガス栓を閉めるなどしていました。
そんな心配ごとが重なり、デイサービスの利用を始めようということになりました。
デイサービスもケアマネジャーさんが勧めてくださる施設でも構わないと思いますが、決めてはアポイントメントを取らずにいきなり訪問してみることです。
見学予約もなく、失礼な、と思われるかもしれませんが、私自身、介護やリハビリに携わっていたので、そういう方もいらっしゃるということをよく知っています。
デイサービスだけでなく、老健、老人ホームなど、急な見学に対して断られる施設はまず無いはずです。
あえて見学に行きます、と言わない方が、皆さんどのように施設を利用しておられるか、本当の状態を見ることができ、納得して利用開始できます。

終活は早ければ早いほどよい

そんな介護認定や介護サービスの利用ももちろんですが、全ての終活はできるだけ早くすべきだと考えています。
50代くらいでいいだろう、ではもう遅いかもしれません。
20代でも特に自分の家族ができたなら、その人たちのためにも少しずつ「エンディングノート」を書き始める。
継続あってのエンディング、です。

わたしは50代に入った頃、2冊エンディングノートを購入し、1冊は両親にプレゼントしました。
もう1冊はわたし用。
ノートを両親に渡した時、二人とも「こんなもの」と嫌そうな顔をしていましたが、「わたしもこっちのノートに書くからね。交換ね」と告げると、「そうよね、何があってもおかしくないしね」と納得してもらえました。

それがきっかけになったのか、少しずつ身の回りの整理を進めていったようです。
例えばお墓も両親が50代頃に購入していたのですが、売ってしまいました。
形があるということは周りに迷惑をかける、と思ったとのこと、思い切った選択です。
慣習にとらわれず、前向きに気持ちが切り替わった両親に、これからもエールを送っていきます。

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