「起立性低血圧」とは

「起立性低血圧」とは

冬場に入り日帰り温泉での高齢者の事故が多発傾向にあると話題になっています。その原因に血圧降下現象が多いといわれています。

この血圧降下の病名は「起立性低血圧」と呼ばれ、頸動脈の頸の血流のつまりにあります。

「起立性低血圧」とは

頸にある血管の壁の中の血圧を感知する神経の「圧受容器」と呼ばれる器官が急に立ち上がると、血液は重力の作用で下半身の静脈に貯って、血圧が一時的に低下します。

健常な方は自律神経作用により、心臓が収縮する力や血管の抵抗が増加して、血圧は直ちに元にもどります。

高齢に従い動脈が硬くなり、血圧の変動に対する頸動脈の自律神経の反応が鈍くなり、一時的な低血圧が起こりやすくなります。

この症状が「起立性低血圧」と呼ばれ、一般的に「湯あたり」「のぼせ」「立ち眩み」といわれています。

初期段階では単なる「貧血」の感覚にあり、直ぐに収まっている場合は、軽く考えてやり過ごすことが多いのです。

ですが、この症状は「起立性低血圧」の始まりにあり、詳細には意外と知られていないようです。

定活を迎え多くの方が日帰り温泉巡りを楽しんでいます。ですが、「起立性低血圧」を発症しては、癒しタイムが台無しになります。

ここに、「起立性低血圧」について、発症の状況、検査、治療など詳しい解説をご紹介します。発症予防と治療などの内容です、最後までご一読願います。

「起立性低血圧」の発症状況とは

日帰り温泉はゆっくりと楽しめるようサウナ、ジャグジー、電気風呂と長湯の傾向になります。

健常での段階は、自律神経の恒常性(ホメオタス)が働き違和感の感覚もありません。ですが、長湯という外的ストレスにより、高齢になるに従い、自律神経調整のバランスが崩れ易く。違和感が出ます。

湯船を出た直後「あれっ」と思う「立ち眩み」の感覚が出た場合、「もしかして自分の症状は起立性低血圧かも?」と考え受診しましょう

「起立性低血圧」の検査が大事とは

「起立性低血圧」かどうかは「ヘッドアップテイルト」と呼ばれている自律神経の調子の検査で分かります。

検査は、検査台の上で横になり、最初に血圧を測ります。検査台は上半身が起き上がるような仕組みになっており、検査台を傾斜し、上半身を起されます。この状態で再度血圧を測ります。
 
上半身を起こした後、3分以内の収縮期血圧(上の血圧)が20mmHg、
拡張期血圧(下の血圧)が10mmHg以上下がった場合に「起立性低血圧」と診断されます。

それ以外の判断として上半身を起こした後に「気を失う」とか「めまい」が出たりなどの症状が出た場合でも「起立性低血圧」の診断とされます。

「起立性低血圧」診断された場合の治療はどうする?

診断によって処方薬があります。その他に、自分での治療方法があり、代表的な対処治療薬と飲食物の3種をご紹介します。
①ネットで手配が可能な呼ばれる漢方薬2つの紹介です。 
・サンワ半夏白朮天麻湯Aエキス錠三和生薬(はんげびゃくじゅつてんまとう)
・中益気湯エキス細粒 58 2g×48包/マツウラの漢方薬/滋養強壮剤/顆粒・粉末 です。
「起立性低血圧」などによって起こるめまいや立ちくらみに効果があります。朝起きるのがつらい方にもおすすめの漢方薬です。

 ②医師からの処方もある薬名の2つ。
・メチコバール:ビタミンB12です。ビタミンB12は自律神経などの神経に作用します。起立性低血圧の原因は自律神経にあり、
・ドプス:自律神経に関係しているノルアドレナリンの量を増します。

③血圧が高くなりやすいものを飲食物として、コーヒー、赤ワイン、チーズ
などがあります。 日頃、低血圧で悩んでいる方にとっては上記の食べ物や飲み物は積極的に摂取した方がよいといわれています

「起立性低血圧」予防の最適入浴5つとは

①入浴前後の食事は30分程度は空ける。
入浴時の血流は皮膚表面が活発になり、全身に血液が回ります。消化時も胃腸への血液が集中が必要です。

しかし、食前後の入浴では胃腸への血液集中が低下し消化不良になります。また、飲酒後の入浴は絶対に避けましょう。

②万が一を考え、日帰り温泉では人がいる時間に入浴しましょう。立ち眩みは、目の前が真っ暗になる場合があり、転倒や溺れる恐れるの可能性があり、無人の入浴は避けましょう。

③入浴前の脱衣場の冷風や浴場へ入り時の熱すぎるかけ湯やシャワーは避けましょう。ヒートショックで一瞬意識が飛ぶようになったりします。緩やかに体をなじませる入浴を大切にしましょう。

④入浴では水分補給を欠かせません。ある研究では、1回の入浴で800mlの水分が失われるともいわれています。

水分補給がない場合血液の粘度が高くなり、脳梗塞や心筋梗塞の誘発になりかねません。入浴前後のコップ1杯の補給をしましょう。

⑤浴槽温度は、39℃~42℃が適温で、特に、高温は避けましょう。サウナは体調を考え無理は禁物です。

掲示物に5~10分が推奨とされていますが、3分ぐらいでお試しがをおすすめします。露天風呂の場合、冬、夏場とも、外気の状況を見て無理しないように浸かりましょう。

いずれにしても、日帰り温泉は楽しく心身ともに癒されます。ですが、入浴自体は体に外的ストレスには外的ストレスとなっています。

癒しの気分時はいい意味でのストレスですが、無理は、自律神経に悪いストレスであり、支障の因子になる可能性があります

「貧血」と「低血圧」は原因が違います、誤解しないようにしましょう!とは

低血圧と貧血の症状は非常によく似ており、症状だけを観察しても、どちらが原因なのかを特定することは難しいのです。

「起立性低血圧」の受診は大事です。「貧血」を明確に見分ける最適な方法に「血液中のヘモグロビン濃度」を調べることがあります。
 
「貧血」では血液中のヘモグロビン濃度は明らかに低く、「低血圧」では、血液中のヘモグロビン濃度は「正常値」だからです。
 
低血圧と貧血は起こる原因が全く異なるので、「貧血の人は低血圧になりやすい」だとか「低血圧の人は貧血になりやすい」といった誤解はしないようにしましょう。
 
「起立性低血圧」は高齢者以外に若い世代の思春期にもあります。思春期は低血圧にも貧血にもなりやすく慎重に検査を行う必要があります

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