烏瓜の種の採種を今年が幸運であることの予兆と信じたい

烏瓜の種の採種を今年が幸運であることの予兆と信じたい

カラスウリをご存じでしょうか? 文字通りカラスウリと読み、日本では本州、四国、九州に分布する、ツル性の多年草です。実はこのカラスウリ、その種が打ち出の小槌に似ていることから、財布に入れておくとお金がたまると言われている縁起物何だそうです。

カラスウリとの出会い

関東では、年末としては暖かな日よりに恵まれた昨年12月29日、私は狭山丘陵の麓で、健康維持のために習慣化しているウォーキングをしていました。この辺は都心部から30㎞圏内で通勤にも結構便利なのですが、自然も比較的良く残っており、のどかで暮らすには適した地域です。その日堰と雑木林に挟まれた丘陵部へと続く小道を歩いていると、果実状のオレンジ色をした実が、雑木林の木にツルを絡ませ、小道端に垂れ下がっているのが偶然目に留まりました。
最初はそのまま通り過ぎたのですが、何やら気になって引き返し、念の為にスマホで撮影しました。見ると他にも熟して雑木林の中に落ちている、赤い実がいくつか目に付きました。何やら子どもの頃に見たような気もするのですが、名前までは思い出せません。何とも後味が悪く、思い切って利用しているSNSに投稿してみました。すると早速反応があり、名前はカラスウリで、その種を財布に入れておくとお金がたまるという、贈り物としても喜ばれる縁起物だと教わりました。

カラスウリの種は打ち出の小槌に似ている

早速ネットで検索してみると、確かに根強い人気があるようで、何とメルカリにも出品されていました。そこで再度現地に足を運び、熟して地面に落ちていたカラスウリからその種を採種し、自宅で陰干して乾燥させました。
人気の理由は、種の形状にあるようです。カラスウリの種は、果実の種としてはとても珍しく、見ようによっては打ち出の小槌に似ているのです。大きさは10m×5mくらいですが、中央に帯状のものが巻かれたような形になっており、大黒様に似ているという人もいるそうです。この種の形状から、古くから、財布に入れておくとお金がたまるという俗信が語り伝えられてきたようです。尤も、私としては、打ち出の小槌や大黒様というよりも、どちらかといえばNHKのキャラクターであるカネオ君に似ているような気もするのですが…。

カラスウリは民間療法でも利用されてきた

実はカラスウリは、その種の形状により縁起物とされているだけではありません。Wikipediaによると、かつては伝統的な民間療法として、果汁をしもやけや手足などのひびに塗ったり、根を煎じてぜんそく薬にしたりしており、中国では今でも医薬品の原料として、果実・種子・塊根ともに生薬として利用されているのだそうです。必要な場所に必要な薬草が生えるとよく言われますが、本当にそうなのかも知れませんね。
また、若い実は漬物にもでき、中身を取り出し穴をあけ、ランタンにする遊びにも使われ、近年では、インテリアなどの用途として栽培もされ、カラスウリの雌雄両株を出荷する農園も存在するのだとか…。

まとめ

私は偶然見つけたカラスウリの、果実や果汁を実用的に利用するつもりはありません。また、その種の形状が打ち出の小槌に似ているからといって、財布に入れておけばお金がたまるという俗信を信ずるものでもありません。
一方で、だからといってそうした俗信を軽蔑するつもりも毛頭ありません。むしろ、些細なことでも前向きにとらえて縁起の良い物に結び付け、理性では否定しながらも、なおはかない夢を見ようとする人々の感性をこよなく好ましく思います。
私も年末に偶然見つけ、年初に程よく乾燥したこの縁起物のカラスウリの種が、今年が幸運であることの予兆であると前向きにとらえ、心から信ずることにしたいと思います。

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