【“集活”のススメ】人と人の緩い繋がりで終活をさらに楽しもう

  • HOME
  • Blog
  • 終活
  • 【“集活”のススメ】人と人の緩い繋がりで終活をさらに楽しもう
【“集活”のススメ】人と人の緩い繋がりで終活をさらに楽しもう

「世界一孤独な日本のオジサン」を読んでビビる

先日、またまた脳梗塞を再燃させました。
左半身が麻痺し、目下リハビリ&自宅療養中の前田穂花です。

身体が思うように利かないので…
現状は一日の半分以上をベッドで横になっているしかなくて。

話題の本を片っ端からKindleで斜め読みしまくりの毎日です。

今日はこんな本を読みました。

株式会社グローコム代表取締役社長で「オジサン(の孤独)」研究家、
コミュニケーション・ストラテジストの岡本純子さん著、
「世界一孤独な日本のオジサン(角川新書)」

読み進めるうちに。

社会から切り離され、孤立することが…

人間にとって。
如何に強いストレッサーとなり、且つ心身にリスキーなのか。

行間に次々に具体例を示されて、
孤独≒孤立の怖さをいやというほど思い知らされました。

同時に私にとって、これまでの生き様や、
自身の今後を深く考えさせられた一冊となりました。

岡本さんは、
社会の病巣たる孤独≒孤立の予防のために…

特にミドルシニア世代にとっては、
他者との「緩い」繋がりを持つ機会を作ることが。
何より大切だと訴えられています。

このトピックでは、岡本純子さんの著書から、
孤独≒孤立が如何に人間を蝕むのかという問題に、
ザックリ触れるとともに。

皆様より先だって私自身が「おひとりさま」だからこそ。

皆様以上に「緩い繋がり」や。
そして孤独ではなく「個独」※岡本さんの造語
…を正しく確立したいと願う私、前田穂花のリアルな取り組み。

おひとりさまとしての私自身の挑戦、
そして日々の実践などをも併せ、
私の「集活」についてもご紹介させて戴きたいと思います。

皆様の「孤独」リスクはどの程度?

皆様、以下のチェックリストのうち、
あてはまるものにマークされてみてください。

 サラリーマンである(あった)
 転職経験がない
 都会暮らしである
 自分は仕事人間だ
 夢中になれる趣味があまりない
 新しい友達をしばらく作っていない。
 会社以外の付き合いはあまりない
 「肩書」「会社の名前」が自分のアイデンティティだ
 今の自分の人間関係に満足していない
 いつでも助けを求められる人が周りにあまりいない

「世界一孤独な日本のオジサン(角川新書)」から引用した、
孤独のリスク度チェックです。

6つ以上当てはまる場合、要注意だとか。

日本人は「武士道」や、
自己肯定感よりもむしろ「自己有用感」を重んじがちな、
その国民性から。

社会的孤立にニュアンスが近い孤独(loneliness)さえも、
美徳だと見做しがちです。

この国にはまた「恥の文化」が色濃く残っています。

男は涙を見せるな、弱音を吐くな。
子どもの時からそう教育されてきた日本の男性は特に。

他人を頼ること、誰かに悩み苦しみを打ち明けることを、
人生の「負け」だと思ってしまいがち。

すれ違うオジサン方のいつもしんどそうな表情に…
女性たる私はそういう印象を受けています。

「ゾンビが歩く街」東京の疲れたオジサン

昨年11月、38年ぶりにローマ法王が訪日されました。

東京ドームで催された訪日記念ミサの折、
教皇フランシスコは日本について「ゾンビが歩く国」と評しました。

確かに。
老いも若きも女の人も男の人も。

満員電車で日々すし詰め、
ターミナル駅のプラットホームに吐き出されて。

毎日の加重労働に、突き刺さる他者の視線に…
皆、疲れ切った表情で街を彷徨う。

私の住む東京はまさに「ゾンビが歩く国」の光景そのものです。

この街の数多くの疲れ切ったゾンビたちは、
疲れて疲れて…他人の視線に怯えて。

SNSで繋がった「友人」こと、
タイムラインで流れる他者からの評価に常時一喜一憂し。

疲れも相まってどんどん人間不信の念を強めながら、
社会の隅で孤立していくのです。

「仕事こそアイディンティティ」の団塊世代。定年で居場所も顔も名前も失くす

特に男性は仕事が彼のアイディンティティに直結しがちです。

彼の勤務先の会社名、彼の役職名が…

いつしか彼の本名にすり替わり、
世間に彼の本質だと誤認識されていくのです。

ところが。
人気を博したジブリのアニメのあのワンシーンみたく。

彼が定年を迎え、勤務先を退職して仕事から離れると、
同時に彼は自身の「名前」も「顔」すらも失ってしまう…

自分の周りのオヤジを眺めて、私はどうもそんな気がするのです。

名前も顔も失った多くのシニアエイジの男性が、
定年退職と同時に自身の居場所すらも失う現実。

社会に繋がっていなければ当然、
これまで彼のプライドだったはずの、
自己有能感すらも否定されてしまうでしょう。

そして。職というアイディンティティを、
一旦失えば…男性はそのまま、
どんどん社会的な孤立を深めてしまうのではないでしょうか。

好景気と適齢期とがうまくシンクロした団塊世代。

別名「皆婚世代」ともいわれて、
団塊シニアの婚姻率はほぼ百%ですが…

結婚し、所帯を持っていたら一生涯安心。
孤独とは無縁ということでは決してないでしょう。

妻があり、息子や娘がいるにも拘らず。

子どもが独立してやたら元気な奥様方に対して、
なぜか家庭では「ひとりぼっち」のオジサンもよくお見掛けします。

なまじ家族に囲まれている姿だからなおさら。
濡れ落ち葉と評されるオジサンが、
社会からも家族からも孤立している状況は…

その身につまされることこの上ないかと、
私自身の経験からお察しします。

孤独はもはや「疫病」。孤独な人は認知症のリスクが倍以上!?

孤独のリスクとはどんなものでしょう。
再び岡本さんの著書に戻って、皆様と検証したいと思います。

Unlonely Project 創始者で岡本さんの師。
ハーバード・メディカルスクールの、
ジェレミー・ノーベル医師は次のように語っています。

「孤独は人を自己中心的にし、孤独は人を攻撃的にし、
孤独は人を反社会的にする」。

「人との繋がりがある人ほど生活満足度や幸福度が高い」。

「私たちを健康で幸福にするのは良い人間関係に尽きる。
孤独は命取り。
家族、友人、コミュニティとよく繋がっている人ほど幸せで、
且つ「身体的に健康でも他者との繋がりの少ない人」より長生きする」。

その持論を裏付けるかのように、
ジェレミー・ノーベル医師によれば。

「定期的に(少なくとも週に1回は)
孤独lonelinessを感じている」状態(人)を、
孤独(な人)と定義し。

上記の定義に当てはまる「孤独loneliness」な状態は。

「1日にたばこ15本を吸うのに等しい健康への悪影響がある」
「普通の人より20%速いペースで 認知機能が衰える」
「アルツハイマー病になる確率が2.1倍になる」
「早死リスクが50%高くなる」

…などの極めて深刻な影響を、
人間の心身に及ぼしがちだという傾向が。

調査の結果、確認されているのだそうです。

この、ジェレミー・ノーベル医師による、
「孤独のリスク」の提唱を踏まえ。

アメリカの自動車会社、フォード・モーター社もまた。

レポート「2020トレンド」(フォード社:2019年12月発表)のなかで。
最重要テーマに「孤独loneliness」を掲げました。

レポート「2020トレンド」では「孤独loneliness」について…

ひとりの時間を楽しむ意のsolitude(=個独)とは違い、
日本語の「(社会的)孤立」に近いニュアンスと定義。

凄惨な事件が多発し、大きな社会問題にもなった、
日本での「ひきこもり」の事例などを紹介しながら。

社会的に孤立することによる健康や精神への影響に言及しつつ。

わが国ではどちらかといえば美徳と見做されがちな…
孤独について「グローバルの疫病である」と結論つけました。

***************************
【参考】
レポート「2020トレンド」の中で紹介された
14カ国1万3000人への「孤独に関する調査」結果。

※世界の成人のうち45%は
「定期的に(少なくとも週に1回)孤独を感じている」と回答

※孤独を実感する人の割合はインドで71%と最も高く、
以下、中東(56%)ブラジル(54%)中国(52%)カナダ(42%)
スペイン(40%)メキシコ(39%)イギリス(39%)アメリカ(36%)

孤独リスクを解消させるカギは緩い繋がりの構築と維持

ここまでで「孤独loneliness」が。
如何に人の心身に深刻な影響を与え、
社会を荒廃させる元凶たる「グローバルの疫病」なのかということを、
ご一緒に見てまいりました。

では…もはや日本でも無視することができない、
社会問題としての「孤独loneliness」を。

どうにか改善し、打破する術はあるのでしょうか。

ここについて、この本の著者・岡本さんは。
人と人との緩い繋がりを構築し、緩く維持するという、
「集活(しゅうかつ)」を提唱されています。

特に。
定年後、交友関係がぐっと狭くなってしまいがちなお父さん方。
スロハピ世代の男性にこそ。

終活と並行して、緩い人間関係、緩い居場所作り。

同時に「集活」も心して取り組んでほしいとおっしゃいます。

岡本さんは、孤独にならないためにできること=「集活」
緩い人間関係を構築し、緩い居場所を作る。

そのためのヒントとして。

• 会社以外の世界を広げる
• 学縁、地縁など旧交を温める
• カルチャースクールやオープンキャンパス等で学び直す
• 新たな趣味を見つける
• 喫茶店や飲み屋などの行きつけを作る
• 定年後も長く続けられる仕事を見つける
• 緩いボランティアなど他人の役に立つことを試す

などを挙げておられます。

国民の四割はひとり暮らし!孤独で「個独な」時代が到来する

15年後の2035年には。
日本国民の37パーセント以上がひとり暮らしになる。
そんな試算があります。

認識を変えましょう。

アニメ「サ○エさん」はすでに“時代劇”なのです。

「ドラ○もん」も「クレヨン○んちゃん」も、
「ちび○る子ちゃん」も…

もはや単なるノスタルジックな“昔話”になり替わったのです。

誰でも最後はひとりになり、
ひとりで自分の死を引き受ける責任があるからこそ。

家庭に共依存的な人間関係を求めるのではなく。
緩い繋がりで「苦しくならない人間関係」を保つのです。

…いつまでも昭和的なベタベタの人間関係を求め、
依存し合って家族全体が疲弊し。

心身の疲弊からどうしようもない孤独感を増長し、
どこにも助けを求められずにみんなが疲れて。

結果、疲れ切った人の増加で社会が荒廃するよりも。

決して「孤独loneliness」に甘んじる訳ではなく。
自身の老化、自分の死は自ら引き受けるのだという気概…

つまり「個独solitude」をしっかり確立しつつ。
社会全体で緩い繋がり、緩い居場所作りを持とうというのです。

時代は移り変わるのは歴史の理。
人の生き様や価値観が移ろい行くのも同じく歴史の理。

単身生活がもはやこの国でのデフォルトになるのなら…

闇雲に孤独を恐れず、
自己の確立という意味での「個独solitude」を、
しっかり追求しましょう。

おひとりさまたる私・前田自身の覚悟と取り組み

私自身、
これまでいろいろあって…今は「おひとりさま」です。

毒親育ち、虐待&DVサバイバーな私ゆえに。
もう…家族なんて要らないや。

「家族」ゆえのどうしようもない面倒臭さ、
残酷さをつぶさに味わった私は、そんな境地に陥っています。

だからこそ。
少しでも自己を成長させ「個独solitude」を楽しむ。
そんな気持ちの余裕を維持したいものです。

ひとりを楽しむには先立つものが必要です。

一般的な障害者よりも多く障害年金を受け取れる私だから、
それだけで最低限の暮らしは維持できるのですが。

プラスアルファの余裕はあったほうが心が安定するでしょう。

そう思いつつ日々原稿をライティングしています。
月に10万円の稿料を維持するのが自身の中の目標です。

私だって…誰かの役に立ちたい、誰かに必要とされ続けたい。
そんな気持ちを強く持っています。

仕事を続けることは、
私の中にある自己有能感を満たすことにも繋がります。

原稿を書いて得たお金は、
自分の好きな事、楽しいことに使いたいです。

自分の力でゲットしたお金だからこそ、
堂々たる無駄遣いも許されるのです。

コスプレ用の衣装やウィッグ。
友人知人との食事や飲み代、習い事や趣味に費やす費用…

自分で掴んだ原稿料なら誰にも文句は言わせません!

あの世にお金は持っていけません。

その代わりあの世で楽しいこともできる確証もないです、
原稿すら天国ではライティングできないかもしれません。

今だけ、この瞬間だけ。
そう心の中で反芻しながら…
一生懸命原稿を書いて楽しくお金を遣うのがいいかと思います。

カネは天下の回り物。
消費する人がいるから経済も回るのです。

生きる上でお金は本当に大切ですが、
お金の存在に執着すると心が貧しくなる気もします。

過剰な執着の結果、人もお金自体も離れてしまいます。

お金は寂しがり屋さんで、
すぐお友達のもとに行きたがる性格だからこそ。

お金だって気持ちよく旅に出させてあげれば、
気分良く新しい「お友達」を連れて帰ってきてくれる。
そんな気がしています。

そういう観点から。
私は「他者にお金を遣う」ということも忘れていません。

自ら「孤独を知る」前田穂花の挑戦と目標

今…五十代を迎えた私が目指している取り組みは。

時々自宅を開放して「居場所作り」を試みること。

背景には…意外と「生きづらい人」のための居場所が、
社会に存在しないという実情があります。

十代の私には自傷癖がありました。

おとなに虐待され、学校でいじめに遭って…
逃げ場さえなくてひたすら希死念慮の塊でした。

誰かに気持ちを打ち明けたかったけれども…
真面目に私の話を聴いてくれる人なんて誰もいませんでした。

四十年経った今でもなお、
社会に生きづらい人のための居場所があるのかといえば、
決してそうではありません。

行政や医療、福祉の取り組みにはどうしても限界があり、
真に苦しい人の気持ちからは乖離しているものなのです。

身につまされて知っている私だから。

誰かを救いたいということだけではなく、
どちらかというと自分自身の魂の救いというのもあって。

特に問題を抱えている人が、
深い孤独感に身をつまされてしまいがちな休日や。

年末年始、夏休み期間などに自宅を開放して。

他所へのご迷惑を避けるべくベランダで喫煙しない、
飲酒しない、現状男性の宿泊はNG…等。

一定のルールこそ設けてはいますが、
私の手料理での食事会や「女子お泊まり会」を催しています。

お泊まり会については。
例えば現役並み以上の所得がある人に対し、
逆に生活保護受給の方が気後れしてしまう場面があったり。

こちらが料理を作って相手の到着を待っている状態で、
平気で「食べていないからいいよね」などという、
メンバーのドタキャンが相続くため。

敢えてメンバー全員から一泊千円を徴収することにしました。

だからといって…
一泊千円では決してペイできません。

何種類も料理を時間をかけて仕込んで作って。

ノンアル飲料も複数用意し、お茶やお菓子も用意して…
お風呂も入り放題…etc.常時赤字です。

それでも。
私が一番誰かに大切にしてもらいたかった時期に、
誰もが見て見ない振りをしていたからこそ。

私は身を以て知らんぷりをやめたいと思うのです。

そのためにもお金が要ります、
がんばります。

単なる自己満足で構いません。

実際に…メンバー同士のトラブルがおきたり、
度重なるドタキャンでメンバーを出禁にしたり…

決してうまくいく場合だけではありません。
そんなつらい場面も多々あるので。

だけど。家族以外の居場所を持つ、
家族以外のつながりの構築を試みるというのはアリでしょう。

これらを形作るために私は、
傾聴ボランティアの講習を受け、ゲートキーパー研修を受けて、
基礎知識を身に着けたあと。

過日、
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種を受験、合格しました。

さらには…受験資格を得るためにスクーリングに通いつつ。
精神対話士の資格を取得するために勉強を続けています。

私の望む「集活」そして到達目標としての「終活」

さらに。
過去に保育士になるための勉強をしていた私なので。
近所のお若いママさんから、
子どもさんを預からせて戴くこともあります。

私自身は病気で妊娠出産ができませんでした。
だからこそ「グローバル・マザー」つまり、
社会的に「母」になる取り組みを追求しているのです。

賛同してくれる女友達や男友達も現れました。
全員「おひとりさま」ですが、子どもさんに触れあう経験を通じて、
いろいろ考えたり学んだりさせて戴いています。

ママさんたちは普段「密室」たる家庭で、
子どもさんとだけしか向き合えない、
孤独の中に日常を過ごされています。

これはそのじつ…虐待リスクが高いのでは?

先程の岡本さんの提言だけではなく、
虐待サバイバーの実感として私は危惧するのです。

だからこそ、例えば三時間程度でいいから…

ママさんたちには子どもさんのことを一旦忘れて、
お友達とランチやお茶を楽しんできて戴きたい。

子連れでは行くのが難しい美容院に行って、
たまにはキレイになってきて戴きたい。

心身がリフレッシュできたお母さんはきっと、
子どもにとっても癒しであるでしょう。

それが虐待防止に繋がると思うし、
子どもさんの異変に対しても、
早期に気づけるきっかけにもなると思うのです。

昔自分がやってもらいたかったことに取り組む。
これこそ私にとっての「集活」であり、
人生の達成すべき目標としての「終活」です。

孤独な人を作らないために、
自分が孤立し切ってしまわないために。

やれることはまだまだいっぱいあると私は思います。
それらについては、
また次の機会にでもお話できたらと願っています。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. おひとりさま=孤独ではないんですよね。「集活」おひとりさまに勇気を与える言葉だと思いますので、ぜひ色々発信してください。お体大切に、自分のペースで!

  2. コメントを戴きながらレスが遅くなりました。
    失礼いたしました。

    両親に早く死なれて以来、いろいろあり過ぎて…
    私は子どもの時から「どこにも繋がっていない」ような…
    セルフイメージに対する欠損感が私に付きまといました。

    うまくは表現できませんが…自分が不完全な感じで。

    そしてとうとう「天涯孤独」という状況に陥りました…が。

    全ての場所が自身にとってのアウェイであるこの現状は。
    視点を変えれば全てが私にとってのホームだと捉えることもできます。

    今いる「この」場所を愛して、
    生きている今を精一杯駆け抜けてみたいな。

    そう希いつつ、自分に実現可能な取り組みに日々打ち込んでいます。

    前田穂花

コメントするためには、 ログイン してください。