今こそミドルシニアの出番!シニア向け体操サークルを立ち上げて

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今こそミドルシニアの出番!シニア向け体操サークルを立ち上げて

高いジムより百歳体操

数年前、同じマンションの人たちとシニア向け体操サークルを立ち上げました。50代から90代の人達20人以上が、週に2回集会室に集まって体操に取り組んでいます。
きっかけは、市の高齢者支援センターから自治会に「いきいき百歳体操」を始めないか、という打診があったことです。「いきいき百歳体操」とは、高知県で始まった、高齢者向けの筋力増強を目指した体操のこと。
今では様々な自治体で取り入れられ、グループを作って体操を行うための取り組みが進んでいます。

「百歳体操」では、重りを入れられるバンドを腕や足に巻き付けて、音楽に合わせてゆっくり動かすことで筋肉を鍛えたり、ゆっくり椅子から立ち上がったり座ったり、といった運動をします。それによって転びにくくなったり、立ったり座ったりする機能を保持する、というものです。重りは体力に合わせて、200グラムくらいから1キロ以上にまで増やすことができます。
①かなり高齢の方や、身体機能が弱りつつある方でも取り組めるようになっていること、②最初は自治体の職員が数回指導をするけれど、そのあとはDVDを見ながら各グループで運営することが特徴です。
50代の私にはまだ関係がない、と思っていたし、自分でジムにも通っていたのですが、成り行きでサークル立ち上げを手伝うことになりました。
バンドやDVDの貸し出しには最低5人ほど人数が必要なので、最初は頭数として参加すればいいのかな、と思っていたのですが、このようなサークルを立ち上げるには実は面倒な実務が必要で、若干若い私がお手伝いしたのは正解だったのでした。

でも、最初はボランティアのつもりだったのが、今ではすっかりはまって楽しく参加しています。
会費が高いジムはやめてしまって、今やっている運動はこの体操だけですが、筋肉がついてきたなあと実感しています。

参加者募集から立ち上げまで

まず、自治会を通じて広報をしてもらい、参加者を募りました。体操の概要を掲示してもらったり、回覧板を回して説明会を開きました。説明会では市から担当者にに来てもらい、体操の特徴を解説してもらいました。説明会に来てくれた中から参加したいという人を集めて、参加しやすい曜日や時間帯を聞き取り、どのくらい会費を集めたらよいかということや、会長・会計などの役員について相談しました。

週に2回の曜日と時間を設定したら、会場となるマンション内の集会室を予約しました。集会室の予約は一か月以上前に行う必要があり、その使用料は口座引き落としです。そのため、会としての口座を持つことが必要となりました。
ところがこのような会のための口座を持つためにはきちんとした規約と名簿を作る必要がある、ということで、あわてて規約を作りました。会の目的や役員、入会退会などの規約を作って、銀行に見せて、やっと団体としての口座を持つことができたのです。参加者名簿については市に提出しなくてはいけないので、すでに作ってあり、それをそのまま使いました。

大変なのは会費と人間関係

一番苦労したのは、会費の設定です。自治会館などがあるところは問題ないのでしょうが、マンション内の自治会なので、有料の集会室を使うしかありませんでした。公民館などを使う方法もあるのでしょうが、その場合も使用料が発生する場合は、会費をとることが必要です。また、自治会館を使う際も自治会に入っていない人を受け入れる場合があり、そういう人に対しては少額ですが会費をとっているとのことです。

一回の使用料金×月の使用回数を計算し、参加人数で割って大体の月会費を設定するのですが、もしも途中でやめてしまう人が出たら…と心配でした。
最初はひと月ごとに会費をいただいていたのですが、持ってくる日を忘れてしまったり、会費を集める日に休んでしまったり、という人がいて、会計が苦労することになりました。結局、半年に一回まとめて集金をし、途中で退会しても返金はしない、という規約を定めたことで、安定した会計ができるようになりました。

また、人数が増えてくると一人だけぽつんとしている人がいないように、みんなが仲良くなれるように声かけをするようにしました。楽しくないと続かないのじゃないかな、と思ったので。
体力に自信のない人が、自分は重りが少なくて恥ずかしい、などと思ったり、足腰の痛い人が無理をしないように注意し、間違った体操でいためたりしないように声をかけることも必要でした。このようなことについては、役員が市で研修を受けたりもしました。時々市の人が来てくれて、体力測定をしたり、体操の仕方についてアドバイスしてくれるのも助かりました。

体操だけで終わらなかった!

体操をしているうちに、最初は大変、といっていた人たちも、だんだんと体力がついてきたのを感じます。70代でも、片足立ちで一分立っていられる人が何人もいます。
また、百歳体操はDVDを見ながらやれば、誰でもできる体操なので、最初は黙ってやっていたのですが、だんだんと終わった後のおしゃべりが楽しくなってきました。実は体操自体は眠くなるくらいのんびりとした感じで、とても一人では続けられない雰囲気があります。でも、しゃべりながら体操したり、また終わった後でおしゃべりをするのが楽しみだから続けられる、ということが分かってきました。そのうち、季節ごとに食事会をしたり、歌や詩吟など、皆の得意なことを披露する会も開かれるようになって、体操だけではない楽しい集まりになってきたのです。

他の自治会では、体操で元気になったパワーを使って、高齢者のごみ捨てや買い物、電球を取り換える、といったちょっとしたボランティアをするようになったところもあったり、筋トレだけではなくお口の体操や吹き矢など別のトレーニングも行うようになったところもあるそうです。

何より、週に何回か顔を合わせていると、お互いに挨拶したり健康を気遣ったりできるメンバーが出てきて、それが何より有難いことだな、と思います。特にマンションでは扉を閉ざしてしまえばなかなかお付き合いなどしにくいことも多いものなので。

百歳まではあと半世紀?

20代の子供たちには、最初「百歳体操なんてダサい」と言われたし、私もそのあまりにものんびりしたテンポや音楽(シャボン玉飛んだ、とか童謡ばかりなんです)にすごく抵抗がありました。100歳まではあと半世紀(嘘です)もあるじゃん、などと思ったのですが、これをやっていなかったら身体を動かすことも人と喋る機会も少ないのは確かです。最初は400グラムの重りでもハアハア言っていたのですが、今では1キロくらいの重りでも大丈夫になりました。童謡を使うのは著作権の関係上自治体主導の体操としてはしょうがないのかなあ、とあきらめるしかありません。

このような体操などのサークル立ち上げは、高齢の人ばかりだと大変だろうなと思います。自治体に出す書類や会計など、ここにこそミドルシニアの出番があるのではないか、と実感しています。

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