テクノロジーで高齢者を守る~無料で利用できる方法も

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テクノロジーで高齢者を守る~無料で利用できる方法も

徘徊と急病が心配で

以前夕方に家の前で、呆然と佇んでいるおばあちゃんを見つけ、声をかけたところ、うちが分からなくなった、とのこと。寒いさなかでホカロンとお茶とブランケットを渡し、お巡りさんを呼びました。迷子になっているという通報もなく、とりあえず警察に泊まってもらうことになりますね…と、お巡りさん。

ここのところ、毎日のように市内の防災放送で高齢者の迷子のお知らせが流れます。服装や身長などの特徴が知らされますが、本当にこれで見つかるのかな、といつも心配です。時には、炎天下や雪の降る中、夜遅くなどの場合もあって、認知症の高齢者を持つ家族には心配が絶えないのではないでしょうか。

また、私の母もそうですが、離れて一人暮らしをしている親の体調が心配な人も多いと思います。母の場合、認知症は今のところ大丈夫そうですが、高血圧と狭心症があり、急に倒れたらと思うと不安、と本人も言っていました。

最近では、高齢者を見守るための様々な機器が開発されています。徘徊が心配な場合と、健康状態が心配な場合にどんな機器があるか調べてみました。
そして、母のために無料で利用できるシステムも見つけました。

外出時の心配・迷子の心配

例えば、警備会社のセコムのサービスで「見守りフォン」という携帯電話があります。
この携帯の一つの特徴は、家族が携帯の位置を検索できるということです。普通のスマホなどでもこの機能がついている場合がありますが、「見守りフォン」は機能がシンプルなので機械が苦手な人でも持ちやすいかもしれません。
また、「見守りフォン」では、安否確認のボタンが毎日表示され、本人が元気ならボタンを押してもらうこともできます。そしてボタンが押されないとセコムが安否確認をしてくれるそうです。

具合が悪くなったら、携帯についているヒモを引っ張るとセコムに通報でき、駆けつけてもらうことができます。
健康相談もこの電話からできるので、通報するかどうか迷った時は担当者に電話するシステムです。高齢者はぎりぎりまで我慢する人も多いので、このシステムはいいかもしれません。

セコムには「見守りフォン」の他に、「ココセコム」という機器もあります。
位置情報の提供やボタンを押すとセコムが駆け付けるシステムは「見守りフォン」に似ていますが、電話の機能がついていないので少し安いです。
認知症のため、自分で通報ボタンを押せない人は特定割引月500円で位置情報の提供だけを利用することもできます。

自宅にいる時の生活見守り

一番しっかりとした見守りとしては、「セコムホームセキュリティ」というサービスがあります。防犯、火災などにも対応した見守りに加え、トイレの前などにセンサーを設置し、一定時間動きがないと連絡を取ってくれます。オプションで浴室にも持ち込めるペンダント型通報装置をつけることもできます。

しかし、ここまで厳重なセキュリティは必要ない、というときや、高齢者本人が「見張られているみたいで嫌だ」という場合もありますよね。
この場合は「まごチャンネル」がおすすめです。
この機械をテレビに接続すると、スマホから動画や写真を送れます。それを見たかどうかが分かるのでゆるやかな見守りになるのだそうです。
また、室温や明るさ、湿度などを感知してスマホで確認できます。生活音などから判断して、起床したかどうかなどもわかるそうです。

セコムだけではく、同じようなシステムはアルソックにもあります。実家の母が使っているのは、アルソックの「見守りサポート」です。「セコムホームセキュリティ」とサービスはほとんど同じです。母はまだ倒れたことはないけれど、うっかり電話のコンセントを抜いてしまった時は「電話回線が切断された!」ということですぐに駆けつけてくれ、私の方にも電話をしてくれました。

タダで使えるものもあります

ここまで紹介したシステムは、もちろん有料のサービスです。一番安い「ココセコム」の特定割引で月500円、セコムホームセキュリティの場合、最初に工事費がかかるのに加えて、フル装備すると月額4700円かかります。

でも、実は、実家の母の見守りシステムには、全く費用が掛かっていません。住んでいる自治体で見守りサービスに補助を出してくれているからです。所得などにもよりますが、設置費用も月料金も無料、ということにしてもらえたので、本当に助かっています。
セコムやアルソックのようなかなりすごい見守りシステムでなくても、ペンダント型の通報装置だけを安い月料金で利用できる、という自治体もあるので、調べてみるといいかもしれません。

また、徘徊が心配な認知症の方のためには、最近「みまもりあいプロジェクト」というシステムも開発されました。認知症の方にステッカーをお渡しし、普段履いている靴や持ち物に貼っておきます。家族や協力者の人がスマホにアプリを入れておき、姿が見えなくなったら、家族がスマホで捜索依頼を発信します。すると近くにいる協力者のアプリにその人の特徴などが届くので、ステッカーをはっている人を探すというシステムです。

これも無料なのですが、たくさんの人がこのアプリを入れ、利用者が増えないと意味がありません。私は半年前にアプリを入れましたが、通報を経験したことがまだありません。
誰もが有料のサービスを利用できるわけではないし、ココセコムなども本人が持ち歩いてくれるとは限りません。なんとか、このプロジェクトが広がってくれないかな、と期待しています。

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