五十歳からの人生。自分を認めた先に「真の」自立が見えた

五十歳からの人生。自分を認めた先に「真の」自立が見えた

穂花です。
肺炎の症状こそ抜けましたが…病み上がりということで。
一日の半分くらいはベッドで考え事をしています。

肺炎のおかげ?で、2週間で3キロ以上痩せました。
めちゃくちゃ効果的なダイエットでした…。

4月からの完全復帰が当座の目標です。
がんばります。

誰しもみんな「ひとりぼっち」が怖い

さて。何だかんだ言いながらも…現在。
私自身はひとり暮らしを心から楽しめている実感があるのですが。

皆様とお会いしていて、よく伺う悩み?のひとつに。
老後の「おひとりさま」としての将来。
つまり、平たく言えば「孤独に耐えられない」
「孤独死が怖い」不安があります。

私と同世代であれば「身を以て“生涯未婚率”に参加&協力」した人。
つまり、五十歳の時点で独身という友人知人も相当数います。

老後の孤独に果たして耐えられるのか、孤独死を回避できるのか。
そんな不安は当然、
結婚されていない方からよく伺う話題ですが。

家族がいても、パートナーや子どもがあっても。
孤独というものは人間に一生涯付いて回る心配事のようです。

例えば…結婚して傍からは一見幸せそうに映る専業主婦であっても。
彼女がいつか最愛のダーリンを失って。

孤独な老後、ひとりぼっちの生活が続く状況を…
過剰に不安視し、非常に懸念されがちなように思います。

人間にとっての「不安」とは、現状は余り関係なく差異もなく、
悩みの根本は同じだという傾向があるのでしょうか。

“ひとりぼっちが怖いから、ハンパに成長してきた”
「チェインギャング」 真島 昌利

人は社会的動物であり、特に年老いて弱ったら…
孤独を避けたい生きものなのかも知れません。

この世に別れを告げる瞬間は、
誰かにそばにいてもらいたい。
そう願う性質が染みついているのかもわかりません。

私自身、かつてはその辺りを心から悩んでいました。

幼少期、家庭に恵まれなかった私は人一倍寂しがり屋でした。

子どもの時の愛着行動がうまくいかなかったことが原因で、
おとなになっても私は孤独を恐れてばかり。

ひとりでいる状態が常に不安で仕方ありませんでした。

回避不能な「孤立」と自ら選択し得る「孤独」とは別物

しかし…よく考えてみてください。
自分で選び取れる余地がある「孤独」と、
フィジカルゆえに避けられない「孤立」は別物でしょう。

元夫との離婚が成立し、
完全にひとりぼっちという「縛られない自由」を得た時。

私はやっと、自分の意思で選び取れる「孤独」と、
物理的にひとりぼっちな「孤立」とは。
全く別のものだと気づくことができたのです。

孤独と「孤立」は別物です。

物理的なひとりぼっち、
社会的な「孤立」は確かによくないと思うのですが。

元夫との離婚が成立し、
時間もお金も自分自身のためだけに使えるようになって。

逆に「孤独」とは自由を愉しむためのものだと…
私はそう強く思うようになりました。

――結婚していた時、私は障害を抱えながらも姑の介護をし、
我儘で暴言ばかり吐く姑に苦しめられました。

元夫は全く働いてはくれず、
田舎の長男の嫁である妻の私の味方もしてはくれず。

そこに愛はありませんでした。

別居期間も含め、二十年弱の結婚生活の間に、
私は心身ともに病んでボロボロになりました。

だからこそ。私はひとりになって、
やっと自分の人生を生きられるようになった。
そんな強い実感を得られるようになりました。

せっかく私自身の意思で手に入れた自由であり、
ひとりで生きるこの人生。

私は正しい意味で自律を目指し、自立を図ることによって…
納得のいく生涯を送りたいと願っています。

自立度も幸福度も高いひとり暮らしの高齢者

大阪・門真市に、
高齢者へのアンケートや聞き取り調査の結果。

家族との同居より「単身生活のお年寄りのほうが幸福度が高い」。
そんな…これまでの常識を覆すような発表した医師がいます。

つじかわ耳鼻咽喉科の院長先生。
ライフワークである高齢者や地域住民への「生活満足度調査」、
それらアンケートの結果をまとめた著書を
次々発表されている耳鼻咽喉科医師の辻川覚志さん。

代表作『老後はひとり暮らしが幸せ』で知られる辻川先生は。

ご自身のクリニックの通院患者を中心に、
現在もお年寄りの生活の実態調査に当たられつつ。
高齢者にとって本当に幸せな地域での暮らしを、
永く研究され続けています。

※辻川先生による実際の治療方針、そして診療哲学です
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/ketsunyo/policy.html

※参考までに。
先生の上記URLにある「寝室のシェルター化」と称する、
花粉症対策は私自身試してみて…効果を実感できました
アレルギーの症状が強くてお悩みの方はぜひお試しください

毎年のアンケート結果から判明していることとして。
辻川先生によれば…家族と同居し、
またはすでに身内メインに介護を受けているお年寄りに比べて。

「自分のことは自分でやる」というスタンスのもと。

自立されたひとり暮らしの高齢者のほうが、
毎日の幸せを実感されている傾向が強いそうです。

辻川先生曰く。
幸せなお年寄りは生活スキルも高く、自立度が高い。

自立度が高いからこそ生活を送る上での充実感がある…
そんなプラスの連鎖があるのではとのことです。

高齢者であっても自立度が高ければ幸せも強く感じられる。
アンケートのたびに傾向として見受けられるところだとか。

毎日が充実し、忙しければ孤独を感じる暇もない

さらに2017年。
辻川先生は「現在の生活と満足度」というテーマのもと。
大阪府門真市の住人と、
先生のクリニックを受診した六十歳以上の男女。
計570人にアンケートを取られました。

その結果。
毎日が楽しめていて「孤独を感じない人」の暇な時間、
つまり余暇の平均は一日に約2時間だったとのこと。

対して、日々孤独を感じる人の暇な時間。
余暇の平均は一日当たり5時間を超えていた…そうです。

これら「孤独を感じる」方々は。

自由記述に「何もしていない時間にいろいろ考えて不安になる」。
同時にそう回答を行っている場合がとても多い…
と辻川先生はおっしゃいます。

さらに「余暇の平均が2時間」という方々の、
アンケート結果を精査すると。

例え高齢であっても。
多くの方がハローワークやシルバー人材センターを通じて職を得、
自身の役割を得て。

ご自分なりに社会に参加されている様子が見えるとの由。

この辻川先生によるアンケート結果を、
私たちの現実にも反映させて考えていきましょう。

辻川先生によるアンケートの結果はつまり、
生活自立度と孤独感の相関について、
考えるべき点があることを示唆していると思うのです。

単に…高齢でも就労を目指せ、年金に頼るな!
自活しろというのではありません。

アンケート結果から見えてくるのは…

孤独に苛まれず毎日を楽しむために。
とにかく何かしら動いて、
暇な時間を作らないことが大切だ…という問題提起です。

別の言い方をするなら。

暇な時間にいろいろ考えてしまうからこそ、
余計に老後、見えない将来に対して、
不安が増す原因に繋がってしまうということです。

付け加えて。先にもご紹介したように…
自身の生活スキルの向上を目指すことこそ。

孤独に苛まれないための重要なポイントだと、
辻川先生のアンケートの結果から見えてくるかと思います。

承認欲求と孤独、ネット弁慶との相関とは

最近はTwitterやFacebook、インスタグラム等々。
SNSが発達し、誰とでも瞬時に繋がれるようになりました。

この「スロハピ」も…ミドルシニア世代に特化した、
ソーシャルネットシステムの一環です。

今やインターネットがあれば、
世界中の人と友達になれる時代となりました…が。

なかにはリアルな人間関係に満足できないから。
せめて、ネット上の友人知人くらいは…
孤独で惨めな自分の存在をきちんと認めて頂戴。

そう「強く希求し過ぎる」人も少なからずいます。

ネット上で「かまってほしい」という目的がしかし達せられないと、
そういったタイプの人は態度を豹変させ、SNS上で…
ストーカー紛いの行動を取ることもままあります。

あるいは。
リアルな生活は不満だらけで日々劣等感に苛まれてばかり。

だからせめてネット上では他の人より優位に立ちたい。
そんな目的を果たすべく、素の自分を「盛って」演出する輩が、
老若男女関係なく見受けられます。

女性であれば流行りの服に身を包み、ブランドバックを手に、
お洒落なカフェでインスタ映えするお茶を…みたいな類。

○○さんはいつも素敵ですね、キラキラ女子ですね…
フォロワーからのそんな「賛辞」を心待ちにするタイプです。

ただ残念ながら、そういう人はリアル以外の場所でも、
往々にして「面倒臭い人」判定されてしまいます。

SNSでも「承認欲求の塊」のような人たちを、
バカにしがちな風潮もあります。

演出が成功し、ネット上でのセルフプロデュースがキマるのは、
誰もがSNSに参加する現在、もはやほんの一握り。

たいていは「ネット弁慶」「インスタ蝿」。
そう冷ややかな目で見られ、スルーされて終了。

そんな流れを反映するかのように、
SNS上でのトラブルも深刻化の一途を辿っています。
誰もがSNSに参加する今、ネット上でのトラブルは、
よく耳にする「炎上」に留まりません。

昨年、Twitterのフォロワーにバカにされたことを恨んで。
逆恨みの結果、ネット殺人…なる事件も起きました。

そこまで至らないとしても。
Twitter上の炎上やアンチの嫌がらせは日常茶飯事です。

私自身も見も知らぬアンチに絡まれたことが原因で、
Facebookを閉鎖、
さらにはTwitterアカウントを削除しています。

他者から認められる生き方を手放し、自らを必要とする人生へ

いわゆる「リア充」演出が行き過ぎて、
SNS上でネットトラブルに発展するケースに触れましたが。

一方。仮にあなたが「誰かに必要とされる人間になりたい」。
そんなtweetを投下すれば。

一部「意識高い系」「イタい奴」そう貶すアンチが湧く反面。

あなたは大多数のフォロワーからそれこそ大絶賛され、
立派な人物だと評価されるでしょう。

誰かに必要とされたい。それはまさしく利他主義、
自分を犠牲にしてでも世のために尽くしたい…

そう捉えられ、ネット上で一定の共感は得られるでしょう。

しかし、私は思います。
他人に尽くしたいという言葉も結局は、
形を変えたバージョンでの「承認欲求」に過ぎないのです。

なぜなら、その言い回しにおいて本来正しい表現は。
「私は」誰かに必要とされる人でありたい、だからです。

誰かのために「何か行動したい」人の、
主部に相当するのは「誰かのために」ですが。

「私は誰かに必要とされたい」人を表す主語は、
あくまで「誰か」ではなく「私」なのです。

つまり。言葉的には「誰かに必要とされたい」という、
綺麗な響きの言い回しであっても。

人間の願望として行きつくところは、
他人からもっと共感されたい、そんな承認欲求なのです。

私たちが承認欲求を満たしたい気持ちの裏には。
常に自分を卑下しつつも、本当は自分が大好きだという…
歪んだ愛情がちらついているものです。

それならばむしろ自ら「自分が大好き」だと認めて、
大切な自分を最優先する。
そのほうが心が痛まずに過ごせるように思います。

先に触れたかまってちゃんな「ネット弁慶」の方々も、
キラキラな「リア充」を装うインスタ蝿のおねーさんも。
我こそは社会を変えてみせるぞ!系の皆さんも…

そういう観点から捉えれば。
すべからく「承認欲求」に突き動かされている点において、
同族ってやつなのかな…と私は感じています。

SNS上では常にイキっていたい。他人に認められたい。
誰かに必要とされたくてたまらないのであれば…

(本来)誰より可愛い自分の「認められたい」欲求を満たすために。
いっそのこと自身で「存在を必要とされる対象」としての自分を、
目指してしまえばいいのではないでしょうか。

他人ではなく「あなた自身」をリアル世界の中で、
この世に一番望む相手として設定すればいいのです。

他人に承認と称賛を求めて絡むのではなく。
自身が自分を必要としてあげることで、
強すぎる承認欲求は満たされ、自己完結が図れるかも知れません。

自分ファースト。あなたの人生の主人公はあなた【自立の極意】

他人に認められたい。もっと共感されたい。
そういう生き方は別の言い方をすれば。
自分の大切な人生を他の誰かに預けっ放しにしている状態です。

そうではなく、自分を正しい意味で誰よりも一番愛し。
本当の意味で我儘になって、
「自分ファースト」で歩めるような人生を選びませんか。

自身を中心に据えて考え、ブレない自分を手に入れることで。

他人と自分の本来の距離もきちんと把握し、
社会的な孤立ではなく、自分を楽しむための孤独。
つまり「個独」を得られるような予感がする私です。

ひとが生まれてくる本当の目的とは、
生涯を通じて自分が「自分」として全うし得ることだと思います。

「The Storm」 川村カオリ

だから、あなたがずっとあなたのままで、
私がずっと私のままで生きていけますように。

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コメント

  1. 投稿のラストに貼ったカオリちゃんの「The Storm」を聴くと。
    私はshippoさんの次のトピックを思い浮かべます。

    「Mさんへの手紙」
    https://slowhappy.jp/2020/02/28/m%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%b8%e3%81%ae%e6%89%8b%e7%b4%99/

    いろいろ考えさせられるshippoさんの投稿。
    皆さんもどうぞ読んでみられてください。

    穂花

  2. 穂香様
    私のつたない投稿まで紹介してくださってありがとうございます。お恥ずかしい。

    今回、「自分を全うする」という言葉が心に残りました。
    なかなかそうはなれない自分ですが…

    本当に自分のやりたいことは何か、と考えながら、その中で思い切って人と関わっていくことで何か新しいものが開けることもあるのでしょう。
    その中で、1人でも、年をとっても、ますます元気でいられるパワーが湧いてくるのかもしれませんね。
    1人暮らしの母を見ていても、本当にそうだなと思います。

    穂香さんの笑顔の写真にも、元気をもらっています。
    寒暖の差が激しいこの頃、ご自愛ください。

                                           shippo

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