親の介護を考える

親の介護を考える

親の介護を考える

 私はとある田舎の特別老人ホームでケアマネージャーとして勤務しております。仕事柄いろいろなご家庭の介護事情を見てきましたが、現代の日本が抱える高齢者福祉問題はとても深刻で、多くのご家庭は本当に悩まれながら一生懸命介護にあたっているのが現状です。実は私の両親も80歳を超える高齢夫婦です。今のところは要介護認定を受けることもなく、二人で生活はおくれておりますが、やはりこの先のことを考えると心配でなりません。特に父親の方は足に痛みがあり杖を使って生活を送っているため、転んだり体調を崩したりしてしまったときに、いっきに身体状態が低下することが考えられます。また、夫婦のどちらかが体調を崩して入院することになれば、残された側は一人で生活を送るようになってしまうため、やはりそれも心配です。といように、私くらいの年齢になるとほとんどの人は避けては通ることのできない親の介護問題。突然両親に介護が必要になってしまったときに、だれに相談し、どこに申請をし、どのような手続きで要介護認定を受ければよいのか、詳しく分からない人がほとんどだと思います。今回は突然訪れるかもしれない両親の介護に備えて、介護保険制度の大まかな流れを説明をしたいと思います。

介護サービスを利用するには

 身体機能が低下したり認知症になってしまったときには、多くの場合は何かしらの介護サービスを受けることが一般的です。ではデイサービスやホームヘルプなどの介護サービスを、ある日突然明日から開始することはできるのでしょうか?答えはNOです。
 介護サービスを利用するには、まずは要介護認定を受けなくてはなりません。要介護認定とは市区町村の専門の調査員が、対象者とその家族と直接面談し体の状態を調査することで、どれくらいの介護サービスが必要かを判定する制度です。該当者となると要支援1から要介護5まで7段階に区枠され、行政が判断した必要な量の介護サービスを利用することが出来ます。介護のことで悩まれている方は、まずは最寄りの市役所や地域包括支援センターに相談してみることをおすすめします。

ケアマネージャーとは

 前述のように要介護認定を受けると、その後担当のケアマネージャーが任命されます。ケアマネージャーとは利用者さんの生活パターンの計画を立てる専門員です。利用者さんの体の状態や、介護者さんの生活状況に合わせて、沢山ある介護サービスの中から最も最適となる介護サービスをピックアップし調整してくれます。介護に関して悩んでいることや困っていることがあれば、金銭面も含めて出来る限り包み隠さずケアマネージャーさんに相談してみてください。悩みを解消するための最適なプランを一緒に考えてくれるはずです。

介護サービスの種類

 介護サービスには、みなさんご存じのホームヘルパーやデイサービス、短期間でお泊りすることができるショートステイなどいろいろな種類があります。外に出て人と交流の時間を持ちたい方や家でお風呂に入ることが難しい人にはデイサービスを、同居する家族が泊りで出かけてしまうため、短期間でお泊りのサービスを利用したい人にはショートステイなど、それぞれの家庭の事情に合わせて介護サービスを選ぶことができます。ここで紹介した以外にも訪問入浴や訪問リハビリ、福祉用具レンタルなど沢山のサービスが存在します。ケアマネージャーさんに相談しながら最適なサービスを検討してみてください。

まとめ

 以上が簡単ではありますが介護サービスを受けるための大まかな流れになります。前述でも述べましたが介護サービスには沢山の種類があります。利用者本人や介護するご家族の事情に合わせながら、担当のケアマネージャーさんに、より最適なケアプランを作成してもらってください。
介護業界で働くものとして、今後も少しずつ介護保険やサービスについて発信していければと思います。
つたない説明ではありましたが、これからも宜しくお願いいたします。

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