演劇

演劇

アフターコロナの演劇

アフターコロナの演劇は、果たしてどのように変貌するのか。

そもそも存続させるには、どのような改革を行うべきなのか。

今まで、ライブに高揚感を求めてきた。
多くの集団の「気」を受け止める事が、いわば明日への活力を生み出す。

とりわけ歌舞伎は、
私にとっては、大切な活力であった。
今、多くの演劇に関わる方たちの不安の声が聞こえる。
今までとは同じ様式での存続は不可能なのであるという認識を持ちつつ過ごす俳優達の、ライブの臨場感をもう一度呼び起こし、
ここに記しておこうと思う。

当初は、
こんな予想外な地球を想像さえしていなかった。

普通に5月に襲名をされ、益々繁栄をしてゆくと信じていた市川宗家の新春歌舞伎が私にとって最後の歌舞伎になってしまった。

これから先も、日本文芸の存続と継承を待ち望んでいる。
いつか再び、その姿を間近にみたいと思いつつ、

はてなき夢想を、、、、。

読みたい本もなし、

今年新春の新橋演舞場
夜の部の回顧録
1/24日
見逃し続けている『め組の喧嘩』の勸玄くんの又八をどうしてもみたいと思い、
新橋演舞場へ向かった。

『め組の喧嘩』は、
その昔、中村勘三郎さん、尾上菊五郎さんも演じた世話物の代表作、古典の演目として古くから演じられている。
長いので、途中ダレると
どうしても
途中眠くなる。
長いわーと思っていました。
友達と一緒にお弁当を食べた後の演目は、ただただ眠かった平和なあの頃。
当時は玉三郎さんと海老蔵さんが大好きだった。
海老蔵さんと玉様は美しく、あの頃の海老蔵さんが今、親分辰五郎を演るなんて誰も思ってもみなかった。

二人の子供の父として、彼も変貌を遂げ、すっかり良きパパになっている。シングルファザーで大変でしょうね。
と同時に歌舞伎の明日を真剣に考える人になり、この家族はみな、ノンストップで躍進中。
め組の喧嘩も、昔よりも正しく作品鑑賞する知識は増えたし、
市川一門にぴったりの生きの良さと、正月にぴったりの演目だった。

子供は、、成長するし。
毎年正月は二人の子どもたちの成長を確認するための演目。今回はめ組の喧嘩に出演する勸玄君の「今」を、しっかり観たい!!!!
そして久々に長い演目に耐える気合を乗せた。
「この演目、今年こそ見逃してはならぬー」
と奮起する。

でもかつては
この演目は
「嫌い」でした。
辰五郎の人物像が好きじゃないのです。
いわゆる火消しの親分は、身分も低いし盗み聞きはする、気短で
江戸庶民の代表的な男性像。
こういう人は、私のタイプではないのです。

一方で、女房のお仲は女郎上がりで向こう気が強い、
喧嘩もせず萎れている(実は違うけど)夫に、離縁を切り出して仕返しをするよう喧嘩をけしかける。

昭和までは、その辺によくある普通の夫婦関係で、
この演目をみていると、うちの父母の夫婦喧嘩を思い出す。
私は、又八君のように、出てゆこうとする父にすがり泣いた記憶がある。

幼き頃のトラウマ、
、、、、「わざわざ舞台でみなくても、家で良くあるシーン」だったのだけど。

年月を経て、
父は他界し、母もお婆ちゃんになり、私も歳を取り
夫婦喧嘩にゃ深い駆け引きと深い愛が潜んでいた事が、
何もかもが「人情」なんだと思えるようになってきたかもしれない笑

め組は、他にも楽しめる場面がたくさん盛り込まれているけれど、

私は辰五郎さんとお仲さんと又八三人の家族団らんで、ふて寝場面が一番好きです。

海老蔵さんと孝太郎さんの夫婦関係もとても好き。
ふたりの相思相愛を毎年みたいと思う。

今後の歌舞伎が
もし今まで通りに行うことが出来たなら、
場面構成を変え、一部創作でも狂言舞台の台本を演じ続けて欲しいと思う。

ウィルスに負けない力を
歌舞伎のパワーに加えて舞台から放ってほしい。

子どもたちも大きくなり、
文芸の継承者になり、
いつの日か晴れやかな舞台が来ますようにと願っている。

海老蔵さんがテーマにしている生き甲斐のひとつに「愛」
がある。
これから先も、
愛というウィルスが全てに感染し萌えに燃えて、愛しかない世界になり愛に満ちた世界に、愛が全てを支える世界に人類以外の生きるものの全てに愛が
宿りますように。

そんな歌舞伎となってどうかこの先も存続し続けて欲しい。

正月は、景気が良く舞台に活気があった。

前列付近の美女軍団の「ぼたん!!」という掛け声、めっちゃ良かった。
三階の大向こうさん付近でも女性の「成田屋」が飛んでました。
素敵でした。
自粛が終了し、再び復活した時には、どうか景気よく
大量に声を発して欲しいと思います。特に若い女性のPOWER!
たくさん声出してね!
って、思います。

本当にその日が来ることを信じたい。

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