魅惑のバラ・ガブリエルを育てる

魅惑のバラ・ガブリエルを育てる

魅惑のバラ・ガブリエルは育てがいのあるバラ

バラ・ガブリエルは、2008年河本純子氏作出の、魅惑的な花姿のブルーローズです。白に近い花色ですが、白花の名花アイスバーグと並べ比べると、「シルバーパープル」と呼ばれる花色に納得できます。

ガブリエルの香りは、ブルー香にシトラスの香りが加わっているといわれています。一般人の鼻で感じられるガブリエルの香りは、バラの王道の香り・ダマスク香とはちょっと違う、独特のシャープな香りです。

花芯に近いところの花色が紫がかっていて、花びらの数も多いので、優雅で美しいバラです。ちょっとくせがあるので、育てるときに注意が必要ですが、花数が非常に多く、四季咲き性も高いので春から晩冬まで花が楽しめます。

幼苗の間は花を咲かせると枯れることも

ガブリエルは、しっかり株が育っていない、まだ若い幼苗に花を咲かせてしまうと、あれよあれよという間に枯れてしまうことがあります。幼苗でもどんどん蕾をつけるので、知らずに咲かせて即枯れてしまうパターンもありがちです。

ガブリエルを育てる場合、ある程度株が育ってくるまで、ひたすら蕾を取り除く「摘蕾」をしまくる必要があります。咲かせようとすると枯れるのに、ものすごく蕾が付きやすいので、嫌になるほど摘蕾します。

我が家に2019年初頭にやってきたガブリエルは、これ、2年以上育てたんじゃないか??と思うほど大きな苗でしたが、念のため2019年の春はひたすら摘蕾しました。ひたすらって、オーバーじゃないの?といわれそうですが、取り除いた蕾の数はひと春だけで100以上です。

画像は、2019年1月に届いたガブリエルを、10号鉢に植え替えたものです。4本の茎はどれも直径1cmくらいありました。

【2020】ガブリエルの花がどんどん開く

長野でバラ栽培を初めて17年、暖地・浜松でのバラ栽培は3年目になりますが、2020年は記録的な暖冬の影響なのか、例年4月にならないと葉っぱが出てこないのに2月中に葉っぱが出始め、ガブリエルも4月中に蕾をつけ、5月1日に開花が始まりました。

ガブリエルは、一輪が咲き始めて満開になり、外側の花びらが傷んでくるまで1週間以上かかるので花一輪の鑑賞期間が長い上、蕾が次々とつくために、一株に常時3輪以上の花が咲いているので、見ごたえもあります。2019年春は念のため花を咲かせませんでしたが、夏までひたすら摘蕾し続けたので、長く花が鑑賞できそうで楽しみです。

ガブリエルは冬の強剪定も控えめに

四季咲きのバラは、温度条件が合えば一年中でも花を咲かせることができますが、夏は暑さで株が弱りやすいので、花を咲かせないように追肥をやめて、場合によっては摘蕾もします。
ガブリエルのように次々花を咲かせ続けて、花数もしっかりあるバラは、毎月追肥を行いつつも、7~8月は追肥をストップさせます。

9月に秋バラに備えて追肥を再開すると、開花が再開し、雪が降っても蕾をつけ続けますが、年末には強剪定して枝を切り詰め、葉っぱをすべて取り除き、冬支度を行います。暖地・浜松では雪は降りませんが。。。

この強剪定でもガブリエルは注意が必要で、樹高の1/2まで切り詰めるようながっつりした強剪定を行うと、枯れる危険性があります。強剪定も控えめに。幼苗なら先端を切り落とすくらいに、大苗でも20cmくらい切り詰めるだけにとどめておく必要があります。

魅惑のバラ・ガブリエルを育ててみませんか

優雅で美しい花を咲かせるガブリエルは、一筋縄ではいかないようなバラですが、その苦労をねぎらうような美しい花をたくさん咲かせてくれます。

くせのあるバラでも、病気になりやすいわけでもなく、虫に非常に好かれて困り果てるわけでもありません。ポイントを押さえてしっかり追肥を欠かさなければ、どんどん花を咲かせてくれます。手を掛けるからこそ花を咲かせたときの喜びもひとしおです。

ぜひ、ガブリエルの栽培に挑戦してみてください。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。