まだ介護、もう介護

まだ介護、もう介護

介護について考えるということ

介護保険が給料天引きされ始めた時、あなたは何と感じましたか?
もうそんな年齢になったか・・と感じたのではないでしょうか。もしかすると、この中には既に親の介護をしている方もいるでしょう。健康との向き合い方を考え始めなければならなくなった人もいるでしょう。
 どんなに健康に気を使っている人でも、不慮の事故、病気、難病など自分の運命は想像できないのです。現在は何も心配がない方でも、日本人の平均寿命は年々上がっています。寿命に近づくにつれて病気や寝たきりのリスクは高まっていくため、備えが可能なうちに介護について備えていく必要があります。
それは、あなたのためでもあり、周りの為でもあるということです。

自分で考える必要があること

・保険の種類や受取人見直し
 現在入っている保険は、法律や世の中の情勢で数年に一度改定されます。現在入っているプランも無料でシフトできるケースがあったり、今の金額より掛金が安くなるパターンもあります。気が付けば保険に加入して見直しを10年以上行っていない方はぜひこの機会に見直してみましょう。受取人にも、離別・死別はしている人を受取人に選定している場合がありますので見直してみましょう。受取人に設定した人には必ず報告を。
入っている保険は、保険会社と連絡先・担当者だけでも一覧にして家族や受取人にも共有しておきましょう。

・介護にかけられるお金の見直し
 介護保険と別に、自分の貯蓄資産など踏まえ平均余命まで生きると考え、今現在かかっているお金をベースにするため現在の家計の見直しにも役立ちます。今後も家族を養う必要がある方は、子どもへの学費など年々変化する額と共に見直しましょう。車や自宅のローンなども、どのタイミングで完済するのか、介護が必須になると完済の必要がないものもあります。
作業に自信のない方は思い切ってプロのファイナンシャルプランナーにお金を払って相談してみましょう。自分でも思いつかなかったことを教えてくれます。

・病歴やアレルギーについて書き出す
緊急入院などで、病院が知りたい情報です。付き添う家族が知らない情報がありますので、自分で病歴や飲んでいた薬や症状などまとめておきましょう。
特に、緊急入院や手術を行う場合で血栓の薬を飲んでいたか、血糖の薬を飲んでいたかなど重要な情報になりますので、自分で情報を取捨選択せずにわかる範囲でまとめておきましょう。

・大切なものの保管場所をまとめる
インターネットでの管理が可能な銀行や証券会社の口座は、自分しか知らないということが多くあります。情報は一覧やファイルにしておき、家族にもその場所を知らせておきましょう。
情報は集約し、共有しておかなければ意味がありません。

・住環境についてのみなおし
 手すりやトイレなど、現在住んでいる時点で不便な箇所はありませんか?
家族に要介護の方がいる場合は、上限はありますげ改修工事の補助金が出ますので自治体や包括支援センターに問い合わせてみましょう。自分の時になってからではなく、現在家族が不便を感じているのであれば現段階で検討するのも良いでしょう。

家族と話し合う必要があること

・家族介護であるか施設や病院であるのか
 自宅で過ごしたいけど、家族に負担が・・・と考える方もいるでしょう。そういう場合は介護度や医療依存度で施設や病院を検討するということも視野に入れてはいかがでしょうか。その際延命治療をどこまで望むのかということも話しておきましょう。胃瘻・点滴・人工呼吸器・・・など家族に意見をききながら自分の考えを話すというのも、大事な機会です。
いざというとき、家族はそれぞれ自分の印象に残った部分しか覚えていないことがあります。できれば、近い人と頻繁に気軽に話しておくことを強くおすすめします。日本は死生観として縁起が悪いと考える人が多くいます。しかしながら健康で話せるうちということが大事なのです。

・意思決定を誰にしてもらうのか
 意思決定を行う人は、一人だけではなく優先順位を決めておきましょう。また、家族で話し合ってもらう・意思決定を任せる内容も伝えておきましょう。それらも、一覧にした場所に一緒に挟んでおきましょう。

・ペットの預け先
 自分に現在ペットがいる場合、いざというときペットはどうするのか誰に預けるのか考えましょう。預けたい人がいても、アレルギーがある場合などありますので、事前によく話しあいましょう。

さいごに

介護というのは、寿命と共に近づくものであるとともにいつ起こるかわからないものです。ここまで読んでくださった方へお伝えしたいのは、今の当たり前は当たり前ではありません。
介護を必要とするその時に備えて作業することは、自分を振り返ることができます。周りに感謝の気持ちが生まれ、その際に自分の人生を見つめ直すことができます。
介護という遠いテーマのように見えて、実は自分の内面をうつす作業になりますので、自分のぺースで行っていきましょう。

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