先は長い

先は長い

捨て過ぎない

まず終活として思い浮かぶのは断捨離。私もすでに半年かけています。
友人がほぼ終了したというので、見に行ってきました。お見事。

靴は普段履きと、外出用、スニーカーの3足。もちろんコーデネイトはしない。外出用は黒いパンプス。冠婚葬祭もこれで足りるようです。

キッチンはモデルルームなんてものじゃない。キッチンカウンターがテーブル代わりで、ダイニングセットは処分した。食器棚ニ本も消えていました。食器は皿2枚とマグカップ。

何故ここまで?

彼女曰く、重い家具は処分した。必要な物だけ残したらこうなった。

なべは中華鍋だけで、常にガス台に置いてある。これなら、煮物も蒸し物も焼きものもできるそうだ。

ペーパータオルは必需品。蒸し物は鍋のかわりにこれを使う?
ちょっと理解できませんでしたが、うなずく。

そして、閑散としたリビングに立ち、若い頃からおしゃれな彼女らしさはまったくなくなってしまった。

『終活は死ぬ準備ではなく、人生をどう締め括るのか』ではないだろか?
彼女は、明日命が尽きても他人を煩わせないように生きて行くらしい。

見ていられません。ダイニングテーブルの上には藤細工の道具が並べてありました。素敵な趣味だと憧れていました。

化粧品も断捨離してしまったのでしょうか?
シミが目立ちます。10歳も老けて見えます。
家中を見せて貰いました。

軽いトラック一台あれば、すべてがなくなるくらい完璧に片づいてしまいます。

「さっぱりしちゃった。生前葬もやっちゃおうかなあ」

どう生きる?

この暮らしでは三年も持たないかもしれません。少なくとも、いつかは限界がくるような独房暮らしを連想してしまいました。

ここには生きるのに必要な養分がないではないか。彼女の人生になにがあったのだろう。

「ご主人はなんと言ってるの?」
しばらく考えて、二階に案内してくれました。
中学生の部屋のような雑然とした部屋。
荷物はいっぱいですが、それなりに整頓されています。
「だいたいこの部屋にいるの。主人もここに片づいたのよ」
いけない!
旦那まで断捨離してしまった!

豊かな老後について

20年まえの雑然とした子育て中のこの家は、羨望の的でした。だけど、忠告もできません。失ったものを取り戻すにしては、もはや手遅れほどなにもない。

床に座っている私たち。体育館にいるみたい。

「友だちは断捨離しないでね、電話はあるでしょ」

家電は処分しだけど、今は携帯で足りているらしい。

心配になり、ご主人に様子を聞きたいけど、携帯番号を知らないし。

「明日死ぬわけじゃないのよ。やり過ぎないようにね」

私は他にかける言葉を探しました。
「随分片づいて新婚気分でしょ、羨ましいなあ、これでまた好きな物だけ揃えられるわね」

そんな事を言って別れました。

断捨離とミニマムな暮らし

断捨離とミニマムな暮らし方。どちらも今はブームなようです。でめ、その二つ一緒になっていました。
どちらでもいいけど、人である以上、喜怒哀楽、豊かな感情はしっかり残して置きたいですよね。

・好きな物を集めて暮らす
・無駄がない生活をする
・楽しく暮らす

断捨離をするときに、自分なりのテーマを決めるのはいかがでしょうか?
次の目標に向かって新たなスタートを切るようなテーマを作りましょう。

豊かな老後

断捨離を始めたときには、何もかも無くすなんて目標はなかったはずです。エスカレートしていまったとしか思えません。

私は彼女の暮らしぶりを目にした事で、はっと気がつき目が覚めました。

もう一度断捨離の意味を考えて、目標を立てて下さい。

まだこの先も生きて行くのですから、自分の歩みが止まってしまうような生き方は修行僧のようです。

ちょっと流行に危機感を感じました。

ダブって保管しているものや、子供が成長して、独立。子供のものを思い切って処分するとか。

自分の物以外を処分する時には、許可を取りましょう。

自分にはゴミに見えても、本人には宝物かも知れません。

すっきりした生活で、豊かな老後を送りましょう。

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