「終活」2020年5月年金改正法成立

「終活」2020年5月年金改正法成立

年金改正法案可決成立

2020年5月年金改正法案が可決成立しました。
セカンドライフの一番の収入は年金です。その年金法が大きく改正されました。
スロハピ世代には一番関心があることだと思うので、管理人が解説していきますね。

改正のポイント

今回の年金改正でポイントとなるのは、大きく下記の5点です。
1.年金の繰り下げ(もらう年齢を遅らせる)が75才まで可能になりました。
2.65才以上の在職中の厚生年金加入者の年金額が毎年改正されることになりました。
3.在職中の年金(在職老齢年金)の基準が緩和されました。
4.パートなどの短時間労働者の厚生年金適用が拡大されました。
5.個人型確定拠出年金(IDECO)の加入要件が緩和されました。

この5点が今回の改正のポイントです。今回の改正の趣旨は3月に成立した70才就業確保法にも共通しますが、人生100年時代に向けて、なるべく長く働いてもらうという趣旨です。
今回の改正で年金の支給が70才になると思われている方もいますが、年金の支給は65才からで変わりません。
それでは改正のポイントを見ていきましょう。

1.年金の受給開始時期の繰り下げが現在の70才から75才まで可能となりました。また年金受給を繰り上げた場合の減額率が下がりました。

年金受給開始は原則65才で、60才まで繰り上げが可能で、繰り上げた場合1月あたり0.5%の減額だったものが、0.4%の減額に変更になりました。繰り上げが今までより得になったということですね。60才からの60ヶ月の繰り上げで今までより6%年金が多くもらえることになります。
繰り下げの場合、現在は最大70才まで5年間の繰り下げが最大でしたが、75才まで最大10年間の繰り下げが可能となりました。繰り下げは1月当たり0.7%が増額となり、最大5年の繰り下げで年金が42%増額でしたが、10年に伸びたことで最大82%増額となります。
今回の改正では老齢年金の繰り上げ、繰り下げどちらが得かいう記事も出ていますが、個人的には長く働くことを推奨しているので、普通に働く限り年金は繰り下げて、働けなくなったら年金をもらうのがいいと思うよ。平均余命も考えると68才くらいまで働いて、4年間年金を受給を繰り下げれば、33.6%年金が増額されるからこのくらいで受け取るのがいいのかなと思います。
注意したいのは、年金にも税金や社会保険料がかかるので、退職金を年金払いにしていると、税金や社会保険料もそれだけ上がるので、所得をちゃんと計算しないと損しちゃうよ。

2.65才以上の在職中の年金額が毎年改正されるようになりました。(在職時定時改定)

厚生年金は原則70歳まで加入できますが、65才以上の厚生年金加入者の年金受給額は現在は退職するまでまたは70才到達時まで増額されませんが、改正法では毎年1回、10月分から改定され、働いていれば年金受給額が毎年増加されることになります。
これは長く働きたい人には大きなモチベーションになりますね。

3.在職中の年金(在職老齢年金)の基準が緩和されました。

60才から64才に支給される老齢年金の在職中の年金支給停止の基準額(年金と賃金の合計額)を28万円から47万に引き上げられました。
スロハピ世代の人はたぶん年金の受給は65才からなのであまり関係ないと思います。65才以上は現行制度でも47万円でこれも引き上げる案がありましたが、可決されませんでした。

4.パートなどの短時間労働者の厚生年金適用が拡大されました。

現在パートなどの短時間労働者を厚生年金に加入させる義務があるのは、従業員501人以上の企業ですが、2022年10月に101人以上の企業に2024年10月からは51人以上の企業にも、短時間労働者を厚生年金に加入させる義務が課されました。
また、勤務時間要件が現在は1年以上雇用見込みが「2か月超雇用見込み」に2022年10月から短縮されます。

5.個人型確定拠出年金(IDECO)の加入要件が緩和されました。

今人気のIDECOの加入要件が緩和されました。IDECOは過去Blogにも書きましたが、拠出金が「全額所得控除」になります。現在は加入年齢が60才までですが、2022年5月から加入年齢が65才まで延長されて、受給開始時期が60才から70才が75才まで拡大されます。
これもスロハピ世代には明朗ですね。60才を超えて仕事をする場合65才までIDECOが使えるので節税ができます。IDECOは資産運用にもなるので、受給開始が遅らせられるのでこの改正はメリットが大きいですね。

結論:

今回の改正法の施行はほとんどが2020年4月からですが、Slow&Happy で提唱しているWork Longer(継続就労)に対してメリットのある改正法案です。早く年金をもらいたい人(年金受給の繰り上げ)にも減額幅が小さくなったのでメリットがあります。
スロハピ世代には非常に関係する法案なので、自分に関係するところは良く理解しておこうね。

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