養蜂家 よしこさん

養蜂家 よしこさん

養蜂家 よしこさん

毎年5月初めに、1年分の蜂蜜を採取している友達がいます。
それまでの教師生活に別れを告げ、農業の専門学校に通い、また、養蜂家の勉強もし、
自分の好きな事に取り組んでいて、いつも目を輝かせています。

「この蜂蜜はまじりっ気なしで、全部ここで取れたものだよ。
稲に農薬をかける前に取ってしまうの。無農薬、自然な蜂蜜よ。
秋にもとるけど、色が濃くて濃厚なの。量はそれほど取れないので、売らない。
ミキシングで、味が変わるのよね。ここがポイントかな。
蜂蜜の良さを最大限に生かすため、酵素を壊さないように、熱処理をしないの。
この生の蜂蜜は、赤ちゃんには与えちゃだめ。」

麦わら帽子をかぶって、嬉しそうに話してくれます。

5年前には、蜜蜂の勉強をして、最初は、日本蜜蜂を飼っていましたが、デリケートな日本ミツバチはなかなか難しかったので、、今は西洋蜜蜂で、蜜を集めているそうです。

ときには、蜜蜂もダニなどの虫や伝染病にやられて、何度か買い直しをし、一からやり直したりと、大変なお話は聞いていましたが、今は、コンスタントに採取しているようです。

全く混じりけのない自然な甘さで、金色に光る蜂蜜は見ているだけでも幸せになれるほどです。
自然な甘さと味わいにうっとりです。朝トーストに蜂蜜をかけるだけで、極上の朝食となります。
もちろん、そのままなめても極上です。
この蜂蜜で、ケーキを作ったり、料理をしても蜂蜜の癖をあまり感じないので、素材の味も変わらず、美味しくいただけます。
ひと瓶ひと瓶蜂蜜を梱包する際に、かわいい説明書をつけ、彼女の気持ちを込めています。
彼女の蜂蜜は、百花蜂蜜のように季節の取れたものを全部混ぜるのではなく、春と秋に採取したもので、取れてそのままの状態という自然な蜂蜜です。

彼女は、好きなことをしていますが、
両親が年を取り、3haもの畑をするのが大変そうなのを見て、教師の仕事もやめ、さりげなくサポートしていました。お父さんは10年前に亡くなり、今はもうすぐ90歳になるお母さんとの生活です。相変わらず、普通のこととして介護もしながら、農業も、養蜂も…。
ただ、女手一人では農業は、できないからと言って、始めた養蜂です。というか、蜂が好きで始めた養蜂です。その熱意は、DVDで蜂の生態を見せて熱心に話してくれるほどです。
高校の同窓生でお互いに60歳を超えて、大自然に囲まれて蜂蜜をとっているなんて絵に描いたような生活です。でも、その陰には介護など厳しい現実もありますが、ものともせず、ごく自然に、ごく当たり前に、好きなことをしています。肩に力を入れない生活は、とても楽しそうです。

彼女のごく自然に、ごく当たり前に、好きなことをしている生活を見ていると、私も癒されています。
そして、これからのあと20年?の余生も厳しい現実にも目をそらさず彼女から頂いたヒントを頼りに、、ごく自然に、でも現実の課題にもポジティブに、やっていけたらいいなと思っています。

春と秋では色が違います。
どちらの蜂蜜が春か秋かわかりますか?

春の蜂蜜

淡い金色をしています。
さらりとした癖のないすっきりとした甘さですが、濃厚です。
裏にある川土手の菜の花、さくらなど、近くに咲く花の光景が目に浮かびます。

秋の蜂蜜

濃い色です。
春よりも濃厚で、ちょっとメープルシロップのような味がします。
くず、おみなえしなど、近くに咲く花の色で、秋の風景が見えます。

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