誰かに必要とされる喜び

誰かに必要とされる喜び

ダブルワークの忙しさ

私がレストランでのバイトを始めたのは昨年の11月。
最初は不慣れだったからとにかく忙しく感じたのだけど、慣れてきた頃、本格的な繁忙期に突入しました。

12月に入り、まずはお店が用意したフェア期間になったのです。
アプリのクーポンを使うと、とてもお安くなるメニューが設定されたり、新メニューができたりしました。
それが驚くほど効果的で、お客さんが一気に増えたのです。

そしてクリスマスにかけて、お店の混雑はピークになりました。
どれだけ走りまわっても、お客さんをお待たせしてしまい、やるべき仕事が溜まっていく状態、、、

いつもいつも入店待ちのお客さんがいる状況で、例えば15時上がりのシフトの予定でも、
「ごめん、あともう1時間いられない?」
といった感じで、延長することもしばしばありました。
週末は長時間入るし、平日の休みだった日も出勤する様になったり、、、忙しすぎて大変で。

そんなとき、もともとやっていたデモンストレーションのほうの仕事も、クリスマス前はかき入れ時だからと、時給が上がって仕事も増えたのですが、とてもじゃないけど、両立は難しくなってしまいました。

バイトの掛け持ちをするためには、
「お店が忙しいから」「〇〇さんが休みになったから」というような時でも、すぐに応じてはいけない。
そんなことを、私はあとから知りました。

私以外にも、ダブルワークの人が4人いるし、トリプルワークの人までいるのだけど、みんなうまくやりくりしているのです。

例えば、昼間は私と同じレストランで仕事をして、夜は別の飲食店で深夜まで働いている人。
早朝にコンビニバイトをして、昼間はレストランで働いている人。
平日は学校関係のパートで、休日はレストランに入る人。
家が居酒屋を経営していて、昼間はレストラン、夜は家の居酒屋で働いている人。
そしてトリプルワークの人は、午前中はスーパーで惣菜作り、午後はレストラン、夜中はコンビニという生活です。

最初に聞いたときは、みんなあまりにハードでびっくりしてしまいましたが、
そういった生活を続けていると、なんとかなるようです。

スケジュール管理がしっかりしているし。
気がつけば、シフトを延長したり追加したりという、融通をきかせているのは私だけで、他の皆さんは「延長は無理です」「シフトの追加はできません」という状態。

ダブルワークやトリプルワークの人以外は、子育てをしているママさんたちか、平日夜と休日しか来れない学生さんなので、シフトを急に増やせるのは、私しかいない、、、
そこでしわ寄せが、全部私のところにくるようになりました。

自分に自信がついた

デモンストレーションのほうも週に1日だけでも行きながら、毎日毎日レストランに入る。
デモンストレーションで10時間、朝の9時から夜の7時まで立ちっぱなしだったあと、急いでレストランに入ったこともありました。

すごくすごく大変でしたが、「ちょっとでもいいから夜来てもらえませんか?」なんて頼まれると、嬉しくなる気持ちもあったのです。

長年、家庭で同じような家事ばかりしている生活をしていて、特にやりがいを感じることもなければ、誰かに頼られる経験など全くなかった。
でもレストランという立派なお店で、私の仕事が役に立ち、忙しい時にはレストラン側から何度も呼び出される。
私が必要とされている。
そういう状況に、私は内心すごく喜びを感じていました。

私ができる仕事なんて簡単なことばかりだし、誰でも代わりはいるけれど、でも今この場で、私は役に立つことができている、
そう感じるたび、体は疲れていても、がんばらなきゃって思えるのです。

そして「今日はあなたのおかげで助かりましたよ」「忙しい中、都合つけてくれて、ほんっとにありがとう」なんて言われてると、自分の存在価値を認められた感じで、安心しました。
仕事をしてから、私は自分に、自信を持てるようになりました。

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