本を聞くと認知症予防にもなる「オーディオブック」のはじめ方

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本を聞くと認知症予防にもなる「オーディオブック」のはじめ方

あんなに好きだった本が読みたくなくなってきた

あれほど好きだった本を読むのが億劫になってきました。読みたい本を脇に高く積み上げていると落ち着いた気分でいられるほど活字中毒で本好きだと思っていたのに、老眼になってから、文字を読むのがつらくなってきたのです。

つらい症状のひとつは、眼が、ふらふらっとさまよって、行がズレてしまって、何度も同じ行を読むようになることです。疲れてまぶたがピクピクするのと同時に起こる事もあります。イライラしてしまって、精神状態にも良くないので、調子が悪いときは読むことをやめてしまいます。

もうひとつは、肩こりと頭痛です。目が疲れてくると、目薬を刺したり、眉のある骨の下をぐっと指圧してみたり、まぶたをギュッとつぶってみたりしていますが、なかなか疲れは取れません。だましだまし本を読み進めていると、首が痛くなり、肩がこってきて、しまいには頭痛がおき吐き気に変わる時もあります。そうなると、もう本どころではありません。ひどい時には寝込んでしまいます。

どちらの症状が出ても、気が散ってしまって、人の名前も話のストーリーも、本の内容が頭に入ってこなくります。本を読めなくなるのかと寂しい気分になっていたところ、姪が教えてくれました。

「聞けば良いじゃん。みんな本は聞いているよ」

本は聞ける

本を聞くというイメージは、有名俳優が物語を読んでいるCDが以前にはやっていて月々習い事の月謝くらい払って少しずつ続きが送られてくる英語教材です。今は、新刊をすぐ聞くということにはならないようですが、本屋さんで本を買うように、スマホで本を購入してアプリで聞くのだそうです。その本をオーディオブックといいます。

このように、通勤通学の隙間で勉強したり、新聞や雑誌、自己啓発などのオーディオブックを耳から聞いている人が増えていることを知りました。電車でイヤフォンをしている人は、音楽を聞いているとばかり思っていました。単行本を開いて読んでいた私は、最近、本を読む人は減ったのねと思っていましたが、みんなは聞いていたのです。

そうは言っても、悪くなっているのは視力だけではありません。聴力も衰えてきています。録画しているテレビドラマではセリフが聞き取れず、何度も再生します。衰えた視力で本を読んでも、衰えた聴力を使って本を聞いても、どちらも同じなのではないかと思い、気になって調べてみました。

認知症と視力と聴力

通常、人間は、外部からの脳に入ってくる情報の実に8割が目から入ってくると言われています。意識して使わなくても日々の情報収集は目を使って行われています。眼からの情報で脳が反応して情報を得るようになっているようです。

視力の悪い人は視力の良い人に比べると認知症になるリスクが高い事がわかっています。ですから、老眼であれば、見える眼鏡をかける事、白内障であれば治療をして、見えやすくなるようにしておく事が大事です。眼から入る情報を使って脳を活性化する研究はあまり見つけられませんでした。眼科医の平松教授が書いた著書の中で、ガボールアイというのがあり、ガボールパッチという特殊な縦模様の図を一日3分見るだけで脳を刺激して近視や老眼も視力が上がるという研究がありました。ネット上でその模様は見つけることができるので、試してみようと思っています。

ヘレンケラーが三つの苦しみの中から一つだけ神様が解放してくれるとしたらどれですかとの質問に、即座に耳が聞こえるようになりたいと言ったエピソードから、哲学者カントは、「目が見えないことは人と物を切り離す。耳が聞こえないことは人と人を切り離す」と言っています。
近年は聴覚と認知症の研究が盛んに行われていて、耳が聞こえづらいと、脳に情報を運ぶ事ができないことに加えて、人と人とのコミュニケーションに問題が生じますので、聞こえづらいのであれば、治療をし場合によっては補聴器をつけたほうが良いようです。

認知症の予防に耳からの情報で脳を活性化させる研究が活発にされているのは、耳からのアプローチの方が脳の活性化するのに適しているからではないでしょうか。京都大学久保田名誉教授、東北大学の川島教授、日本大学泰羅教授の行動研究の論文が2004年ブダペストの学会で発表され、聴覚を利用して文章を速く繰り返し聞くことは脳細胞のつながりを良くする事がわかり、集中して聞くのではなくリラックスして聞くだけで脳の前頭葉を活性化させると発表されています。

歳をとると、聞き取るスピードもゆっくりになりますから、普通スピードでも早く聞くことになるのかもしれませんが、「速く繰り返し聞くのが良い」と言っています。オーディオブックを聞くアプリの中には、速度を速めて聴けるものもありますから、それを用いて本を聞けば、認知症の予防にもつながることになるますので、アプリを選ぶときの参考にすると良いでしょう。

また、ウォーキングや足ぶみなどの脳を使わなくてもできる簡単な動作と合わせて本を聞くなど、ながら作業で二つ同時のことを行うと前頭葉が刺激され脳の血流量を増やしますので、認知の能力を上げることがわかっています。
作業の二つとも脳に負担をかけることだと、脳が疲れてしまい注意が散漫になりミスやけがにつながりますので気をつけてください。

オーディオブックを試してみる

使ったことがないオーディオブックは、よくわかりませんが試してみたくなりました。まずは無料でオーディオブックを聴ける方法を探してみました。

1. 青空朗読のサイトで聞く
青空文庫の朗読版で、アナウンサーやプロのナレーターが読むので大変に聞きやすいです。何分と、自分の聞きたい時間に合わせてえらべる機能があったので短時間で聴き切りたいお試しはしやすかったです。ただし、無料なので、パブリックドメイン、つまり著作権切れの文学しかありません。
https://aozoraroudoku.jp/

2. LIBRIVOX LIVEサイトで聞く
外国のサイトですが、日本語の著書も何十冊かありました。ボランテイアが読んでいるので、プロが読むよりぎこちないです。無料で利用でき、いろんな言語の図書があります。
https://librivox.org/search?primary_key=35&search_category=language&search_page=1&search_form=get_results

3. Audible アプリではじめの一冊聞く(期間限定公開の特設ページが今ならある)
Amazonのアプリなので、本の購入もスムーズで、毎月一冊ダウンロードできるコースで1500円で利用できます。キャンペーンで、はじめの一冊は無料なので、試しに利用してみるのも良いでしょう。今の時期、登録をしないで、学校が再開される時までの期限がいつまでかわかりませんが、子供のためにパリーポッターの書籍など、無料で公開しているので、試しに聞いてみるといいでしょう。本来は、ダウンロードをして聞きますので、飛行機内などのオフラインでも聴けて、スピードも遅くも速くもできますが、公開のものは、オンラインで聞くタイプのファイルで、アプリよりも選択するスピードが少ないです。
https://www.audible.co.jp/

https://stories.audible.com/discovery/enterprise-discovery-21122527011

4. audiobook アプリで30日無料期間で試しに聞く。
こちらは、何万冊の在庫が月に780円で聴き放題のコースと、月額550円〜のコースの2種類があります。キャンペーンで30日無料で使えるので、気になる人は聞いてみると良いでしょう。こちらもダウンロードして聞くタイプなので、オフラインで聞くとこができ、再生スピードもえらべます。

それぞれのアプリでは、聞ける本の内容が異なります。この他にも有料アプリはありますので、興味のある方は、調べてみるといいでしょう。

試してみる価値はある

研究によると、脳の活性化に良いのは、速く繰り返し聞く事です。速度を速めて聞くことができるアプリだと、読めるスピードも上がるので、今よりも多くの本に出会えそうです。

使いすぎている目を休めて、脳の活性化をができれば、集中力が増し、目がぶれなくなったり、視力のためにも良いかもしれません。

脳の健康のために、オーディオブックは、無料サイトや無料のキャンペーンで試してみる価値がありそうです。

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