脳梗塞後の衰えを痛感。自分なりにできる認知症予防を考えてみた

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脳梗塞後の衰えを痛感。自分なりにできる認知症予防を考えてみた

失語症との正式診断を受け、
今は日々脳梗塞後のリハビリに励んでいる私、前田 穂花です。

あざみさんによるひとつ前の投稿を拝読し。

自身も脳梗塞の療養中という事もあって、
私は何とも言えず心が痛くなるのと同時に…
あざみさんの一日も早いご回復を心からお祈りさせて戴きました。

「意識が清明なうちに」私にとっての重大な決定を行う意味と重要性

このところ自分でも心身の衰えを痛感します。

気分こそ若くても、機能的な面は落ちていくのだな…
寄る年波には勝てないとはこういう事を指すのだなと考えさせられる毎日です。

パソコンを立ち上げると、高齢者の絡む重大な事件事故のニュースが…
次々に目に入ってきては心が痛くなります。

――難治性てんかんの持病を抱える私は。
四十代で免許を返納、自分名義の「ラウム」も処分しました。

当時、運転免許証を所持できる基準を著しく超えた回数の、
てんかん発作を繰り返していたとはいえ。

実際に免許を返納して自分のクルマを譲渡する事は、
そのじつとても「クル」ものがありましたが…

今となっては「その対応で正しかったのだ」。
そう思う私が確かに存在します。

「免許を返納した事で、突然のてんかん発作による悲惨な事故を回避できた」
ここだけが自分の対応を評価している理由なのでは決してありません。

免許を返納した四十代前半の私は、
未だ脳梗塞の履往歴もなく、きちんとした判断力を有していました。

「自分の意識が清明なうちに自身にとっての重大な決定を行える」。
よりよいシニアライフを目指す上でとても大切な点だと私は思います。
私に限らず…です。

だからこそ…悩んだ結果ながら「免許返納を自分の意思で行った、
自分で判断して自分で決めた」という事実は大きいのです。

運転できなくなった事で自身の生活に少なからず影響が出たのも本音。
常時車椅子で生活している私は特に支障が生じました。

そんな「大きな問題」だからこそなおさら。
自分で考えて決めたのだという「当事者性」が後々に影響します。

私に限らず、元気で判断力に問題なく意識が清明なうちに…
自分にとっての「譲れない事」を決めておくこと。

さらには望む部分が正しく理解されるよう文書化するなどして。
周囲に対し、事前に自分の意思をきちんと表明しておく事はとても大切です。

この「Slow&Happy」にも、
多くの方の体験談やシニアライフにかける想いが綴られています。

これらも参考にしつつ、元気な今のうちから…
悲観しすぎることなく未来を見つめられる力を養うのは重要でしょう。

フィジカルな面での対策は手っ取り早く導入可能

さて。
私が自分の記憶力の衰えを備に感じたのは、
このところ…ガスの火の消し忘れが多くなってきた事に端を発します。

脳梗塞を繰り返すたびに。
次第に人の名前はじめ固有名詞を思い出せなくなってきて…
私もトシを取ったのだな…と捉えていましたが。

独り暮らしであり、火の消し忘れは火災はじめ重大な事故に直結します。
延焼でも起こしたら拙宅だけの問題では済みません。

ただ。物理的に解決できる問題は実はいっぱいあります。

マンパワーが絡むテーマやメンタルに由来する問題よりも解決が容易く、
且つフィジカルな部分を解決する事で巧く行く問題は…
悩む前にさっさと解決すればいいのです。

今回の私の「火の消し忘れが多くなった」問題に対しては。

まずは百均でタイマーを購入し。
火元を離れる離れないは抜きにして、煮炊きする場合は…
必ずタイマーをセットする習慣にしました。

100円+TAXで…悩みや不安の大部分は解決しましたが。

「念には念を」とも言います。

私は室内の火災報知機の数を増やし、
一定の時間が経つと自動的に火が消えるシステムのガスコンロを購入。

今は新しいコンロの到着を心待ちにしているところです。

左半身が完全に麻痺している私にとって。
フルバリアフリー仕様のキッチンながら、自力で調理に当たる事は、
毎日の大切なリハビリの根幹をなす部分です。

パソコンの画面を見て生協の食材を発注し、
ネットスーパーで必要なものを買い物する事も、
能力を温存する上では本当に大切な訓練の一部でしょう。

確かに障害の制度、或いは介護保険を導入すれば。
生存確認を兼ねて毎日お弁当を宅配してはもらえるけれども…
自分でできる事はまだ自分でがんばりたいのです。

火災報知機の設置数を増やし、より安全なガスコンロを導入して。
当座の問題点は解決できることでしょう。

一方で今後、さらに私の状態が悪くなってしまったりした場合には。
私はその時こそ制度を活用して…
ヘルパーさんに「見守り」に来て戴く心つもりです。

調理自体はまだ自力でできるのです。

直々に買い物に出向く事はだいぶん困難になってきたにせよ、
ネットを活用し、食材も自ら選んで購入する事もできるのです。

私自身の抱える問題が単に「火の消し忘れ」に限られるなら。
ヘルパーさんの見守りの下で常備菜を作り、ごはんも炊いて小分けにし。
一回分ずつフリージングすればクリアできると思います。

電気代こそ高額にはなりますが…
ガスコンロをIH調理器に換える事も一案でしょう。

安全面という見地から、
できなくなった事には最大限の注意を払う必要はありますが。

まだ「自力で調理ができる」「ネットを活用して買い物できる」
残った能力を温存する方向性を蔑ろにしない考え方も…

幸せな老後を目指すうえでは無視できません。

不安だから…安易に「制度を導入して丸投げする」というだけの価値観では。
どんどん自分の能力も衰えてしまうばかりでしょう。

問題点を洗い出すために。自分が苦手になった事を明確化させる

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」。

孫氏の言葉ではありませんが、
心身の衰えの原因や認知能力の低下を知るために。

まずは自分にとって何が苦手でどこが問題なのか。
そこから正しく探っていく事が重要なのは申し上げるまでもないでしょう。

週二回の訪問看護の時間。
私は看護師さんや他の医療スタッフと「自身の抱える問題」について、
現在、徹底的に洗い出す作業を行っています。

宿題の代わりとして。
独りで過ごす時間、紙にフリーハンドで書き出してみたり。

或いはWordで文書の体にまとめて、
次の看護師さん訪問時に、話し合う上での叩き台にしたり。
※余談:
実際に文章で書き出して視覚化する事も、
認知能力を温存する上では相当の効果が実感できています。

さらに。そういったフィードバックを繰り返す事そのものが、
自分のなかでの問題意識を維持できるほか。

改善すべき部分が明確になる事によって、
日々の生活を送るための(努力)目標にもなり得ます。

いったい何に困難を感じているのか自己理解を深めておく事は、
そのまま自分を正しく愛する事にも直結するに留まらず。

医療の介入が必要となる場面において、
きちんと医師に自身が希望している治療を希求できるだけでなく、
意外と永い老年期、或いは終末期の医療に対して…
自分の意思を以て立ち向かう基幹にもなります。

がんサバイバーとして実際に在宅医療を受ける私が強く思うのです。

皆様もきっと…いつかそう実感される場面に遭遇するでしょう。

自分の苦手な事、生活上の困難をきちんと把握し理解を深める事は…
そのままより自身の理想に近い老後を担保されるために、
不可欠なものだと思っています。

脳にいい刺激を受けまくり!私自身の子ども世代の友人知人と交流

過去のトピックでも触れた通り。

つい先日まで私はTwitterを活用し、日々自身の想いを呟いていました。

140字で伝えられる私自身の心は、しかしほんの一部分。
想いが正しく伝わらない事、言葉が独り歩きしてしまう場面、
意図せぬ解釈がなされて揉めてしまうなど…

tweetを投稿し続ける上では、つらいことも多々味わいました。

しかしながら。
普段通りの生活を繰り返すうえでは絶対に知り合えないような方々と、
ダイレクトに繋がれるという意味では、
Twitterは非常に興味深いツールではありました。

特に、私から見れば子どものような世代。
ともすれば孫世代のお若い方のリアルを知るためには…
SNSというものは今以上の可能性を秘めている、
そんな手応えを強く感じました。

Twitterは退会してしまいましたが。

現在は2021年元旦からのリスタートを目標に、
ITに詳しい方にご教授戴きつつ、自身の公式サイトをリニューアルし…

Twitterのタイムラインで仲良くして戴いた若い皆様との、
新たな交流の場を構築している最中です。

若い方はそのまま社会の希望だと思います。
そのような方々が、私のtweetに興味を示してくださって。

さらには多くの若い世代がTwitterのDM機能を活用しつつ、
ご自身のおかあさんには言いにくいような悩みを…
私に打ち明けてくれたことは驚きであり喜びでした。

ただ。Twitterはその機能上、誠意を以て応じたくても、
できる事、伝えられる事には限りがあります。

ここでお知り合いになれた事も不思議なご縁でしょう。

若い方から伺う諸々のお話をインプットしつつ、
52歳の私なりの考えを世にアウトプットしていく。
私の想いを私の言葉で発信する。

そのために必要なプラットホームを自分で作る。

私は確かに脳梗塞であり、失語症であり…
後遺症で物忘れもひどく、定期的に認知症の検査を受けています。

これはどうしようもない事実です…が。

自分よりお若い方と同じ目線に立って←ここ重要!
心をオープンにして交流する。

若い人の文化や流行を学ぶ。
若い人の話を傾聴する力を培う。
少し長く人生を生きた者として若い人からの問いかけに応える。
自分の言葉で応答する。

リアルであっても、ネットのバーチャルなコミュニティーであっても。
若い皆さんに応えるために必要な場所は自分で作る。

「例え脳梗塞であろうとも、できる事はいっぱいあるじゃん!」

…再認識する事こそ、一番のリハビリであり、
脳の衰えのスピードを緩くさせる秘訣だと考えています。

新しい事を憶えたいと思い続ける限り心は衰えない

そのために。
先にも触れましたが…現在私は自身のサイトに、
ファンの皆様や私に興味を示してくださる方々と交流ができるような…
そんな機能を付帯すべく大リニューアル作業中です。

超機械オンチで、当初森さん提唱の「IT講習」ですら気が重かった私でも…

より詳しくWordPressを勉強する事によって、
今やかなりのことができそうに思えています。

WordPressにZOOMYをつける事で…可能であれば。
2021年春からは私のオンラインサロンを開設したい!

そんな目標に向けて私は動き始めています。

私は複雑な出自の下に生まれ、先天性の障害を有し、
重たい成育歴&生活歴を負って半世紀以上を生きてきました。

この事実だけを見ればとてもネガティブな人生ですが…

自身の体験を特に生きづらさを抱える若い人たちとシェアしつつ、
大切な未来を考える手がかりとして少しでもお役に立てるとしたら。

つらかった私の人生はポジティブな意味を帯びるんだと…
希望みたく感じている私が確かにいます。

目標を遂行すべく新しい事を学びたい!
そんな想いが自分のなかにある限り、本当の意味合いで…
きっと心は衰えない、絶対に衰えないんだ。

私は確信しています。

…悩みを抱える方々に正しく寄り添えるように。
単にネット上のプラットホームを構築するだけではなくて。

過去、専門学校や大学で専門的知識も多少は学んではいますが。
行政が催すゲートキーパー研修や傾聴ボランティア養成講座からスタートし…

私は話を深く「聴く」ために必要な知識や技能を、
専用のサイト構築とただいま同時進行で学んでいます。

過日、働く人の心の健康を守るために必要な知識の習熟度をみる、
「メンタルヘルスマネジメント検定」Ⅱ種ラインケアコースに合格。

今は精神対話士の資格を取得すべく…
まずはメンタルケア・スペシャリスト基礎課程のスクーリングに参加。
実践講座までを学んで対話士試験の受験資格を得たいと励んでいます。

私自身、つらくて泣けることだらけではありますが。
やりたいこと、挑戦したい事が存在する限り、
人生は詰まない、まだ生きられるんだ!

ただひたすら前だけを見続けています。

世はすっかりIT化。今や学ぶためのツールは無数にある

ただし。例えば前出の精神対話士の受験資格を得るべく、
スクーリングに参加するには最低でも20万円以上の費用が掛かります。

合格するかどうか??な資格を得るべく、
これだけイッキにお金を払うのはちょっと…と。
そういった方も決して少なくはないでしょう。

しかし。同じくメンタルヘルスマネジメント検定を受験するためには。

10万円程度を支払って各地の商工会議所が主催する講習会に出席し、
或いは通信教育(決して費用的に安くはない)で学んで。
座学のほか、毎年の出題傾向を知る以外にも…

私のようにネットを使って独学!という途も可能かと思います。

大学ですでにある程度の事を学んでいた私は…

敢えて基本的内容が盛られたⅢ種はスルー、いきなり!
「管理者が使用者の心の健康を守るために必要な」知識をはかる、
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種から(独学で)受験する事に。

周囲の「独学でなんて絶対無理でしょ」という予想を…
私は合格して!結果的にいい意味で裏切る事が出来ました。

さらに。目下…メンタルケアの専門的知識を身に着けるべく。
合格率が一割程度だといわれている難関、
Ⅰ種マスターコースについても独学で!挑戦する野望を燃やしています。

今やネットを使えば知りたい事はかなりディープに学べます。

ITを活用した学びに必要なものはインターネット環境のほか。

ネットの海に溢れんばかりの玉石混交な情報のうち、
出典が確かなもの、
自分に真に必要な情報だけを見極める能力、といったところかしら。

自然と見る目、物事を俯瞰する力も養われる気がします。

学校に通いたいなという気持ちも強くあります。

なぜならば。学問と同じくらい…私は、
若い皆さんとダイレクトに交流したいという想いも深いので。

実はここ数年、私は社会人入試制度を活用、
幾つかの大学を受験し、合格を果たしてはいます。

ただ…学部から改めて以前とは違う学びを始めるとなると。

費用面でとてもじゃないですが…私には無理(泣)。

五十代のオバチャンが心機一転!!大学入学!
そう思っても、学費の問題がクリアできない…

私に限らずこういう方は相当数いらっしゃるでしょうし。

仮に。実際にどこかの大学などで学ぶ幸運が得られたとしても。
思いのほか強敵だったコロナ禍の煽りを受けて、
現実には多くの大学では未だにリモート授業しか行われてはおらず。

憧れていた…キャンパスでの若い方との交流、
若い方と席を同じくしての講義…といった希望が全く実現していない。

この状況下ではそんな残念なケースが殆んどでしょう。

「学んだ証拠としての卒業証書が欲しい」。
求める希望がそこであれば、実際に受験をクリアして学校に入学し、
所定の単位を取得する…というのが現実的な方法にはなりますが。

単に学びたい!新しい事に挑戦したい!
そこだけに注視してみればネットには本当に優れた教材が溢れています。

しかも、私たち一人ひとりの興味や現在の実力に併せて、
様々なカリキュラムも用意されています。

大半の「教材」は無料若しくは極めて安価である事も…
好奇心いっぱい!色んな事にチャレンジしたい!
貪欲なミドルシニア世代にはうれしいポイントでしょう。

導入だけをネットを通じて学習し、
さらに関心が深まったら先生についてレッスンを受ける、
学校に通う…というのもアリかもわかりません。

興味のある事には、とりあえず「お試し」で…
そんな知的好奇心を満たすうえでも、ミドルシニア世代だからこそ。

私たちはもっとITの持つ可能性に期待できるかもしれません。

心身の衰えは自然な事だからこそ。恐れずにうまく向き合おう

生きている以上、誰しも心身が衰えるのはやむを得ない事です。

或いは。それだけ寿命が延びたからこそ…
昔以上に認知症はじめ、老いに係る問題に悩む人が増えた、
ただそれだけの事だともいえます。

今のように長生きが当たり前でなかった時代には。
私たち人間は「もっと寿命を長く保ちたい、延命技術を向上させたい」
そう希って…結果として医学の進歩も希いに追いついてきたのです。

私を含め「何もできなくなる前にさっさと死にたい」
そう考える人は少なくない気もしますが…

そもそも…生きものの理としては、
早く死にたいと思う事自体、本当はとても傲慢なのかもしれません。

できるだけ事前に準備はしつつも。
人知を超えた部分、どうしようもない事は成り行きに任せよう。

人間として生産的であるか否かだけで自身の価値を量られ、
人間として…とにかく誰しも生命が軽んじられがちな昨今だからこそ。

この世の全ては「お互いさま」。

そういった考え方は今後より重要になってくるのではないでしょうか。

老化に伴い、衰え弱ってしまう自分に決して抗うのではなく。
むしろ自然な事として変化を愉しむくらいの自分でありたい。

年老いていく事をむやみに恐れず、今できるベストを尽くす。
その時々に応じてキラキラな穂花として生き抜く。
五十代を迎えた今、私は日々そう希います。

前田 穂花

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