どうする?親の介護 ~慌てずに対応するための予備知識~

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どうする?親の介護 ~慌てずに対応するための予備知識~

気が付きたくない、親の「老い」

いつまでも親には元気でいてもらいたいものですが、そうもいかないのが現実です。日々の生活の中で親の「老い」を感じる瞬間は様々あると思います。

・ふとした時に、親の背中が小さく見えた。
・急に白髪が増えたような気がした。
・そういえば最近、同じことを何度も繰り返し言うようになった。

若い頃の元気なイメージがある分、実の親の「老い」は受け入れにくいものです。気のせいだとやり過ごそうとしたり、もう少し様子を見ようと考えてしまいがちです。

特に健康に自信があり、あまり病院に縁がなかったという人ほど「まさかあの人が」と思われてしまい、介護サービスの利用に繋がりにくいということもあります。

しかし「老い」は止まったり戻ったりするものではありません。様子を見ている間に機能低下が進む可能性もあります。早期に気が付くことで悪化を予防する手立てが増えるというのは、病気と同じ部分があるといえます。

最近ちょっとおかしいな、と感じた時にすぐに動けるような心構えが大事です。

介護が必要かどうかのものさし、基本チェックリスト

親が最近急に歳を取ったように感じるけど、介護が必要かどうかは分からない。そんな時には「基本チェックリスト」の活用をおすすめします。

「基本チェックリスト」とは、厚生労働省が作成した25の質問に「はい・いいえ」で回答するものです。暮らしぶりや運動、口腔機能、ここの状態について、現在の状態を確認するツールになっています。

実際に65歳以上の高齢者に対して、介護予防を目的に使用されているツールですので、目にしたことのある方も多いかと思います。質問の一部を例にあげてみましょう。

・バスや電車で一人で外出していますか
・階段を手すりや壁を伝わらずに昇っていますか
・6か月間で2~3㎏以上の体重減少はありましたか

書式は厚労省サイトでもダウンロードできますし、役所や包括支援センターでも入手できます。アンケートのように気軽に取り組める内容になっていますので、まずは現状を把握するためのものさしとして使用してみるのも良いでしょう。

介護が必要になったら?包括支援センターへ

基本チェックリストを行って、生活する機能の低下を感じた時には「包括支援センター」にご相談をおすすめします。お住まいの地域の包括支援センターを知りたい場合は、市町村の役場にお問い合わせください。

「包括支援センター」は、介護・医療・保険・福祉の分野での総合相談窓口となっています。今すぐには介護サービスは必要ないという場合でも、介護予防や総合相談のご相談が可能です。

離れて暮らす親の相談をしたい場合には、親の住んでいる場所の包括支援センターに相談するようにしましょう。相談の際には基本チェックリストの回答されたものを用意するとスムーズです。

相談の際に明確にしておきたいのは、生活の中の動作や行動で「できること・できないこと」の仕分けです。仮に「できないこと」に入るものでも、見守りや助言、ちょっとした手伝いがあれば自分で行えるのであれば「できること(一部介助が必要)」というように判断します。

「できないこと」の中に、生活にどうしても必要な行動があるのであれば、それは介護が必要であるということになります。

分かりやすい例として、食事を取るということは人間には必ず必要な行動ですよね。箸やスプーンを持つことができない、持てたとしても口に運ぶことが難しいとなれば、食事を取るための手助けが必要ということになります。

普段の生活の中で、どんな行動や動作に不便を感じていて、自分一人でどの程度行えるのかの観察は必要になると思います。家族であればどうしても手を貸してしまいがちですが、手伝いは最小限にしてなるべく自分自身で行えるように働きかけることも重要だと思います。

まとめ

親の介護を考える際に大切なことは、全てを自分一人で抱え込まないようにすることです。包括支援センターをはじめ介護サービスの事業所を上手に使い、子供自身の生活ペースを守ることが大切です。

そして地域の民生委員、自治会役員など民間とのパイプ作りも重要です。特に親と離れて暮らしている場合には、親の周囲の人との関係が非常に重要なポイントになります。

そして何より大切なのは、親本人が望む暮らしを続けられるように働きかけることです。親の意向と子供の思惑が相反する場合もあるかもしれませんが、お互いが妥協できる着地点を見つけるということが大切だと思います。

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