私が親の介護生活で感じたこと

私が親の介護生活で感じたこと

父の認知症状が悪化して

私が初めてSlow&Happyに投稿したのは、昨年の11月頃です。
父の認知症が進行し日中母ひとりでは難しくなって仕事を辞めたばかりでした。
あの頃は張り切って父と関わりを持っていました。

私がいればなんとかなる!
そう思って退職したのですが、
手を抜くことができない私は真剣に関わりすぎてしまい、
結局ギブアップしたのは、私の方でした。

父は元々は穏やかな人でしたが、
認知症が進行すると共に、落ち着きがなくなり、
毎日、家に帰りたいと外へ出て行ってしまいます。

身体機能は維持できていたので、何キロも歩いてしまいます。
それも毎日、何回も何回も。

デイサービスやショートステイに行っても家に帰りたいと出口を探して
何回も脱走を図っていました。

ちょっと目を離した隙に外へでてしまい、
警察に保護されたこともあります。
担当の警察官の心無い言葉は
悔しくて今も忘れられません。

ある日の夜、一階で寝ている母から「早く来て」と。
下りていくと、父が仁王立ちになって母に「出ていけ」と杖を振りかざそうとしていました。

父は昔から母命(笑)
そんな母のことさえ分からなくなってしまったんですね。

慌てて階段を駆け下りる私に向かって、
「お前も泥棒か!今すぐ出ていけー」
と、襲い掛かってきそうな形相でした。

いつも穏やかな父の初めて見た形相でした。

「もう十分頑張ったよ・・」

周りの人の勧めもあり、
知人のいるグループホームに入居の相談をすることになったのですが・・。。

グループホームでの様子

グループホームに入居してからも
家に帰ると言っては出口を探してずっと歩いているそうです。
疲れ果てるまで歩いているそうです。

家に連れて帰ってあげたい・・。
何度かそんな衝動に駆られましたが、

自宅にいても
家に帰りたいと出て行ってしまう。
もう、あの生活に戻りたくない・・。

心を鬼にして、入居していてもらうしかない。
そうしないと家族が壊れてしまう。

コロナウイルス感染防止のためグループホームは面会禁止です。
電話で状態を確認しては、
今日は落ち着いていると聞くと安堵し、不穏状態だと聞くと心配になる・・
その日の父の状態に一喜一憂している毎日でした。

膨れ上がる罪悪感

私の今の穏やかな時間は父の犠牲の上で成り立っているんだ。
そんな思いが常に頭の中にありました。

「もっと頑張れたんじゃないのか」
「もっとできることがあったんじゃないのか」と。

グループホームに入居したら、気持ちが楽になると信じていましたが、
その後には「罪悪感との葛藤」が待っていたんですね。

この罪悪感って非常に厄介で
自分の意思でコントロールできないから
妄想が妄想を生んで、どんどん膨れ上がってしまいます。
そのままうつ状態になってしまいそうでした。

立派にご両親を看取られている方もいるのに、
グループホームに入居させたくらいで、
罪悪感で押しつぶされそうになるなんてね。

人間出来ていない証拠です。

ありのままを受け入れる

何かに救いを求めて、
夢中で本を読んだり、ネットで検索したり、
マインドフルネスを勉強したり、
とにかく夢中で色々な情報を集めてみました。

今はその気になれば様々な情報を手にすることができました。
その中から興味があったものを選ぶのも私には楽しい作業でした。

私には「○○しなければならない」の思考くせがあったようで、
それには随分苦しめられてきました。

自宅で介護をしなければならない。
子供は年老いた親の面倒を見なければならない。

まるで「ねばならない」信仰者。

自分が納得できる情報を読み漁るうちに
あるがままの自分を受け入れる大切さが
ほんの少しだけ分かるようになってきたような気がします。

あるがままの自分を受け入れると
思考回路も変わってきたようでした。

父もグループホームで頑張ってくれているんだから、
私も頑張らないといけないな。

父がくれたこの大切な時間を無駄にしない。

まだ何をやったらいいのかわからないけど、
まずは、自分自身に「ねばならない禁止令」を発令して
孫たちと目一杯遊んでみようと思います。

まだ罪悪感で胃の辺りがキューっとなる時もありますが、
両親も大切に、そしてそれ以上に自分も大切にしようと
考えられるように頑張ります!

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