カスタマイズしてみよう!

カスタマイズしてみよう!

家も人間もメンテナンスが必要

何とか無事に子育てを終え、住宅ローンの返済にメドもたってホッとひと息。念願だった趣味にゆっくり時間をかけようか、野菜作りに本腰を入れてみようか…そんなささやかなプランを思い描く間もなく、気づかされることがあります。年月を重ねていたのは自分たちだけではなく、自分たちが暮らし生活してきたマイホームも同じだということに。

新築の時にはピカピカだったマイホームも、年を経るごとに劣化していきます。仕事や子育てに夢中だった時には気づかなかった傷みや不具合に、ついつい我が身を重ね合わせて苦笑してしまうことも。とはいえリフォームには大なり小なりお金がかかるもので、慌てて計算機を叩いてみる羽目になったりするのです。

リフォームの目安はおおむね10年、これはあくまで目安です。主に水廻りやキッチン、トイレなどの設備、家電製品の寿命の参考にというものですね。特に水廻りの不具合は放置すると大事になる場合もあるので、たかが水漏れと侮らずに早い段階で修理したほうが良さそうです。

費用を抑えつつ快適に

シニアのリフォームでよく目にするのは「バリアフリー」「手すりを取り付ける」「車椅子でも移動しやすいようにスペースに余裕をもたせる」などが一般的です。最近は新築時からこうした規格を持つプランもあり、家を建てる場合の選択肢とすることもできます。

メンテナンスはしたいけど、なるべく費用を抑えたい。そういう場合には、極力パーツや部品交換で修理が可能な設備にしておくことも大切です。わかりやすい例でいうとトイレですが、近年人気があるタンクレスタイプはどこかが故障すると便器全体を交換するしかありません。

故障頻度が高いのは便座部分なのに、便座の交換だけで済まないということになるのはちょっとイタいですね。タンクレスタイプも部品交換だけで修理できるように年々改良されてきているようですので、交換時によく確認するとよいでしょう。またトイレの掃除で大変なのが水はねですが、壁材の一部をパネルに張り替えることでお掃除の手間を大きく省くことも可能です。

逆説的ですが、最近のトイレは省エネや節水機能が充実しています。不具合の修理にも限度があるので、思い切って交換することで月々の費用(電気代や水道料金など)を抑えられる可能性もあります。

グレードダウン?いいえ、自分仕様にカスタマイズ!

パーツの交換で可能な設備といえばシステムキッチンがあります。使用頻度の高いコンロ部分は(基本的に)交換やIHクッキングヒーターへの入れ替えができますし、食洗機とキャビネットの入れ替えも同様です。ただしキッチン本体のスペースは変わらないので、何かを付け足したり省いたりしたい場合には困ることも。

家族4人での生活と、夫婦2人の生活が同じはずがありません。作る食事の量も変わってくるはずです。食事の量は少なくなったけど、買い物の頻度は減らしたいので冷凍庫を増やしたい。料理やお菓子作りをもっと楽しみたいのでオーブンを充実させたい。キッチン本体の入れ替え込みで検討する場合には、セパレートキッチンへの交換も選択肢になります。自分仕様の組み合わせを選べて、費用的にはグッと抑えることが可能です。キッチンの床や内装、水廻りの修理のついでに、自分にとって心地良いキッチンのあり方を考えてみるのも良いかもしれません。

家族のための家から、夫婦のためのマイホームへ。私の世代はその始まりにあたるのかもしれません。少しずつメンテナンスしながら、心地良い時間や空間を自分たちで作り上げていく時なのでしょう。要は自分仕様にカスタマイズしてね、ということなのでしょう。これからの自分にとって必要がなければ、思い切って断捨離やグレードダウンしつつ、自分にとっての必要十分、最良を見極めていきたいものですね。

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