三国峠~山中湖 – 富士山自転車ツーリング (前編)

三国峠~山中湖 – 富士山自転車ツーリング (前編)

出発

週末の天気予報は晴れ。久しぶりに一泊二日で走りに出ることにする。
愛車GIOSに空気を入れ、朝、御殿場市を出発。
駿河、相模、甲斐の三国をまたぐ峠、三国峠へ向かう。

住宅街の裏手にある田んぼの中、普段はなんということのない道だが、この日は桜並木が見事。

安全祈願

地域の浅間神社分社で、道中の安全祈願をしていく。
まさかこの後、あんなことになるとは。。。

ところで、ここの境内の杉の梢が、なぜか目を引く。
デジャヴの反対語に、ジャメヴというものがある。
見慣れたものであるにもかかわらず、初めて見たような感覚になること。
それくらい印象に残る。

そしてこの後日、映画『レヴェナント』を観たところ、そっくりのシーンが現れた。
ディカプリオが、野生の羆に襲われて瀕死の重傷を負うが、土中から蘇る。
その森の梢が、この境内の森とオーバーラップして見えた。

たまたま自分にとって近いタイミングで見たものだろうが、
ハリウッドの描く森も、日本の境内の森と、相通じている。
そのことが、面白い。

アニミズムは、人類の土台に共通に眠っているのかもしれない。

ワサビ田

国道を少し走り、山あいに入る。
谷間の橋から下を見ると、川沿いに鮮やかな緑のワサビ田が広がっている。
ワサビは伊豆半島が有名だが、この辺りでも作っている。

いざ峠へ

小山町の藤曲から、本格的な登りに入る。
ツーリングマップルを見ると、他の道もあるが、この道がよいと思う。

木漏れ日の中を走る

木々の合間から里山の風景が見え隠れする。

激坂!

標識の数字をみてほしい。
この坂、傾斜度16%!

普通は、高くても8%程度。その2倍。
沖縄を除く46都道府県を走ったことがあるが、これは日本有数の激坂。

ギヤをインナーローに落とす。
対向車線まではみ出して蛇行する。
それでも足が、回らない。
キャンプ道具も積んでいないのだが。。。

思わず自転車から降りて、押して登る。

トラブル発生!

傾斜もわずかに緩くなったところで、また登り始める。
しかし再び、坂がきつくなる。
また押すか。
自転車から降りようと、左足を外しにいくが、、、靴がペダルから外れない!
両足をペダルに固定されたまま、自転車とともに、左へ横倒しになる。。。

靴から足を抜いて、インソールの裏側から靴を外してみると、底のネジが1本外れていた。
もうビンディングは使えない。

まぁ峠はだいたい登ってきただろう。
そう思って、先へ進む。

まだ先は長いとは知らずに。。。

三国峠へ。。。

しかし、なかなか峠に着かない。
そうこうしているうちに、身体に力が入らなくなってきた。
糖分を使い切ってしまった、ハンガーノックという状態だ。
朝飯はしっかり食べてきたのだが。

道端に座り込む。
通り過ぎて行く車がまぶしい。
しばらく獣のように休んでいると、ようやく力が戻ってきたような気がする。

また、自転車を押し始める。
やっとの思いで、三国峠にたどりつく。

この時撮った写真を見ると、斜めになっている。
激闘を物語る。

金色のススキ野原

峠からは下りで、生き返る。
金色のススキ野原を駆ける。

その中に、白い人影が。。。
立ち止まって見ると、ウェディングドレスの新婦。
結婚式の記念写真を撮影しているようだ。

この土地での写真。一生の記念になることでしょう。

三国一の展望

さらに下ると、展望が開け、富士山と山中湖が広がる。

静岡県民は、どこから見た富士が一番か、と議論するそうだが、ここからの眺めではないか。
なおもう一つは、芦ノ湖スカイラインが候補に入る。
あちらは、富士と芦ノ湖と駿河湾が一望できる。

この眺めを前にすると、これまでの苦労が吹き飛ぶ。
展望台に来ている車は少なく、穴場のようだ。
日本ではないかのような、伸びやかな光景。
ぜひおすすめです。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。